両親の再婚で兄になった真面目な義兄と酔った勢いで寝てしまい…。 (Page 2)
私は投げられた衣服をそっと拾っていく。
義兄のベッドの下にはいろいろな物が散乱していた。
普段は真面目な義兄だが、そこには男性特融の物が落ちている。
豊満な体の女性が掲載された雑誌。
どんなに隠してもやはり義兄も男なのだと実感してしまう。
浮いた話を聞いたことがないため、ゲイなのではないか。
そんな疑惑を持っていたが、どうやら義兄も人並みに女性の体に興味があるようだ。
しかしそれでも義兄と私がそんな関係になるわけがない。
私は淡々と服を着ながら、義兄の機嫌をうかがっていた。
「亜里沙、着替え終わったか?」
「すぐ出て行くからさ。バーでちゃんと会計できた?私、全然覚えていないから」
「本当に覚えていないんだな?」
どうしてそんなに慌てているのだろう。
義兄の焦ったような表情に私は疑念を抱いていた。
「覚えていないけど、何か迷惑でもかけたわけ!?」
戸惑う義兄のようすに私の顔面は青ざめていく。
まさか私が義兄に何かしてしまったのではないか。
この状況で男女が2人ですることなんて決まっている。
そういえば何となく義兄が私を起こしていた気がする。
しかし私は客と勘違いをして義兄を押し倒していたのではないか。
頭痛が治まらない頭で何度も自問自答を繰り返していく。
もはやセックスは職業病の勢いで行為自体に違和感を覚えない。
そんな私だからこそ義兄と認識せずに何かとんでもないことをした。
私は義兄の顔を見ることができず、そのまま義兄の家を飛び出していた。
きっと何かの間違いだ。
私と義兄の間に間違いなんてあってはならない。
帰り道の途中で私はうずくまってしまう。
考えれば考えるほど昨日のことを思い出すことが恐ろしくなった。
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美穂 さん 2026年4月8日