両親の再婚で兄になった真面目な義兄と酔った勢いで寝てしまい…。
酔った勢いで義兄の武瑠と寝てしまっていた私。ありえないと思ったが義兄は私が想像しているよりも冷静そのもの。一線を越えてしまったことに罪悪感を覚える私とは対照的に義兄は淡々と私との体の相性について話し始め、私は衝撃の事実を耳にすることになった。私が風俗嬢という仕事をしているからからかわれていると思っていたのだが、義兄は…。
仕事帰りに行きつけのバーに立ち寄ったところまでは覚えている。
風俗嬢という仕事柄、ストレスを貯めやすい生活をしていることは自覚している。
しかしまさか記憶がすべて吹っ飛ぶまで、飲むことになるとは思ってもみなかった。
感じたこともないような頭痛と吐き気。
なんとかブラとパンツだけは身に着けている状態。
セックスをした形跡はわからないが、なんとなく下半身に倦怠感は感じている。
昨日の仕事が原因かも知れないと私は必死に記憶を整理していく。
部屋の中はうす暗いが、窓から入る日差しで何となく時刻が朝から昼だと認識した。
男の部屋で目が覚めるなんてよくあること。
しかし部屋の主の顔を見た瞬間、私は我に返り大声を上げた。
勢いよくベッドから起き上がり、男の顔色をうかがう。
困惑しきった表情を浮かべているのは紛れもない私の義兄の武瑠。
幼い頃に両親が再婚してできた血の繋がらない兄。
ここ数年は実家で顔を合わせる程度の付き合いしかなかった。
義兄に風俗嬢であることがバレて以来、ろくに話すらしていなかった。
軽蔑されていると思っていただけにどうしてこうなったのか理解できない。
「もしかして私、お兄ちゃんに迷惑をかけた!?」
「ちょっとだけ亜里沙が暴れただけだよ」
「それってどういうこと!?」
話を聞くと私が酔った勢いでバーに義兄を呼び出したらしい。
どうして義兄を呼び出したのかは不明だが、かなり迷惑をかけたようだ。
困惑しきった義兄の表情に私はその場で頭を床に擦りつけていた。
これで完全に義兄との関係は終わった。
普段から真面目な義兄は私の生活態度に呆れきっているだろう。
白い目で見られるだけで済めばいい方だと私は覚悟を決めていた。
「亜里沙が反省しているのならそれでいいけど、ちゃんと何があったのかを理解した方がいい」
そう言って義兄が私に背を向けながら、私の衣服を放り投げてきた。
あられもない姿の義妹を見るのも嫌だということなのだろう。
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美穂 さん 2026年4月8日