もういいよね? (Page 6)
彼のシャツが肩から落ち、
彼女のワンピースも、もう形を保っていない。
息が荒く、近い。
触れ合う寸前で、何度もぶつかる。
求めているのは同じ。
隠す気も、抑える気もない。
もう、ここまで来ていた。
息が近い。
肌の距離が、もう曖昧だった。
彼女の体重が、わずかに動く。
意図的か、無意識か分からないほどの小さな揺れ。
けれど、そのたびに——
下腹に、逃げ場のない刺激が走った。
彼女は、ゆっくりと腰を彼のモノに重ねる。
確かめるように、何度も。
躊躇も、遠慮もない。
「……っ」
声にならない息が漏れた。
身体が、勝手に反応してしまう。
彼女はそれを止めない。
むしろ、動きを合わせるみたいに、わずかにリズムを変える。
擦れる感覚が、はっきりと伝わる。
布越しでも誤魔化せないほどに。
思考が追いつかない。
ただ、熱だけが増していく。
彼女の呼吸も、少しずつ乱れていた。
その近さが、余計に理性を削る。
彼女の動きが、ふっと止まる。
乱れた呼吸だけが、近くで重なっていた。
距離は、もう言い訳できないほど近い。
触れ合う熱が、そのまま答えになっている。
「……もう……いいよね……?」
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