もういいよね? (Page 5)
彼女の喉から零れた音に、彼の動きが止まらない。
胸に触れていた手が、そのまま上へ滑る。
片手が、太ももをなぞって上へ滑る。
ためらいなく、丸みを確かめるように。
同時に、もう片方の手がワンピース越しに胸を捉えた。
今度は逃がさない。
指に、確かな弾力が返ってくる。
「……っ!」
抑えきれなかった声が、はっきり漏れた。
息が乱れ、肩が揺れる。
その反応を感じ取った瞬間、彼の中で何かが切り替わる。
もう、我慢する理由はなかった。
彼女の手が、彼のシャツを掴む。
引き寄せる力は、もう遠慮がない。
ボタンに指がかかる。
ひとつ、外れる音。
続けて、もうひとつ。
待てない、という動き。
彼も同じだった。
彼女の肩口に手をかけ、そのままワンピースを押し上げる。
布が擦れる。
体温が、はっきり近づく。
彼女は止めない。
むしろ、彼の動きに合わせるように腕を上げた。
視線が絡む。
言葉はいらない。
服が、次々と意味を失っていく。
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