夜、声を重ねて (Page 3)
征司はたまらずるりの腕を引き、立ち上がった彼女の身体を、そのままベッドに押し倒した。
シーツがくしゃりと音を立て、彼女の髪が広がる。
驚いたように目を見開いたるりは、しかしすぐに薄く笑い、目尻を緩めた。
「……ずいぶん、強引じゃない」
「我慢してたんだ。君を前にして、触れないなんて」
彼はるりの手首をそっとベッドに押さえつけ、そのまま唇を重ねた。
キスは、静かに始まり、すぐに熱を帯びていく。
舌と舌が絡み合い、肌が触れ合うたび、征司の中に眠っていた衝動が目を覚ましていく。
「……こんなふうに迫られるの、嫌いじゃないわ。
むしろ……ちょっと、好きかも」
耳元で囁く声に征司はわずかに笑い、首筋に舌を這わせた。
そのまま、るりのワンピースに手をかける。
押し倒されたまま、るりは浅倉を見上げ、ゆっくりと自らの肩紐に指をかけた。
「……脱がせてほしい?」
小さく笑うと、ワンピースをずらし、片腕ずつ抜くようにして身体から滑らせていく。肌が露わになるたびに、空気が熱を帯び、下着の縁が際立って見えた。
淡く照らされた照明に、年齢を重ねた肌の陰影が美しく浮かんだ。
彼はその胸を包み、指でそっと先端をなぞる。
やわらかく、ぬくもりをたたえた感触が、指先にまとわりつく。
るりの目がとろけ、腰がふっと揺れた。
「……そんなふうに触れないで……すぐに、甘くなっちゃうから……」
「甘くなっていい。……全部、甘くなればいい」
言葉の合間に、浅倉の唇が胸の先を含む。
舌先が転がり、指が反対の乳首を焦らすように弾く。
るりは腕で顔を隠すようにして、声を堪えようとした。
「……だめ……声、出ちゃう……」
彼の手が、太ももをなぞる。ショーツの上から指をすべらせると、そこはすでに湿っていた。
布越しに割れ目を押し上げると、るりの身体が小さく跳ねた。
「……ねえ、どうして……こんなに、あなたに反応しちゃうんだろう……」
「君が、そういう身体に……なったんだ。俺のせいで」
ショーツを下ろすと、うっすらと蜜が糸を引いた。
浅倉の指が、ためらいなくそこに滑りこむ。ぬるりとした感触と、締めつけるような熱。
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