オフィス・アフター・アワーズ (Page 4)
首筋から、鎖骨。
そのまま、胸元へ。
舌先が、硬くなった頂点をなぞる。
柔らかく、何度も、焦らすように。
「っ……」
小さな声が漏れた。
彼の手が、彼女の太ももへと滑り降りる。
ストッキングを下ろし、ショーツに指をかけた。
下着越しに触れた指先が、濡れた熱を確かめるように動く。
「もう、こんなに」
囁く声が、彼女の耳に落ちる。
恥ずかしさに顔が熱くなった。
橘の指先が、ショーツをするりと脱がせた。
冷たい空気に晒される。
だが、それよりも彼の視線が、熱を帯びていた。
指が、濡れた秘所をなぞる。
ゆっくりと、浅く、優しく。
触れられるたびに、身体がぴくりと跳ねた。
彼は焦らすように、指を滑らせる。
やがて、ひと差し指がゆっくりと沈んだ。
「っ……」
声にならない吐息が漏れる。
彼の指が、彼女の内側をゆっくりと探る。
甘く、濡れた音が、部屋に小さく響いた。
「……大丈夫だ」
囁きながら、橘は彼女の唇に再びキスを落とした。
そして、そっと身体を重ねる。
熱が、彼女の脚の間に押し当てられた。
「……いいか?」
美咲は目を閉じ、こくりと頷いた。
次の瞬間、橘がゆっくりと彼女の中に沈み込んでいった。
深く、確かに。
身体の奥まで。
美咲は、彼を受け入れながら、
静かに、橘という存在を、心の中にも受け入れていった。
この人なら、壊してもいい。
この夜だけは、そう思った。
冷たい上司の、誰も知らない熱。
それに、すべてを委ねた。
橘の動きは、驚くほど静かだった。
無理に急ぐことも、強く求めることもない。
ただ、確かに、彼女を抱きしめるようにして動いていた。
深く沈み、ゆっくりと引き抜かれる。
そのたびに、身体の芯に鈍く甘い疼きが広がった。
「っ……あ、ん……っ」
美咲の口から漏れる声に、橘の眉がかすかに動く。
だが、ペースを乱すことはなかった。
普段は冷徹に部下を追い詰めるこの男が、
今はただ彼女のためだけに、
丁寧に、深く、身体を重ねている。
「美咲……」
耳元に名前を囁かれるたびに、
心臓が高鳴り、身体の奥がきゅうっと収縮した。
橘の手が、彼女の腰をそっと抱き寄せる。
肌と肌が擦れ合い、汗ばんだ熱が混じる。
彼女は目を閉じ、すべてを委ねた。
逃げ場なんて、最初からなかった。
この男には、抗えない。
どんなに強がっても、無駄だった。
深く突き上げられた瞬間、
思わず指先が彼の背中に食い込んだ。
「んっ……あ、橘さん……っ」
声が漏れる。
その声に応えるように、橘の動きがわずかに強くなる。
「声、我慢しなくていい」
低く囁かれ、耳朶を甘く噛まれる。
震えが走り、背筋がぞくぞくと泡立った。
「っ、あ、ああ……っ」
腰の奥を擦られるたび、
快感が積み重なっていく。
彼女の身体が、彼を求めている。
彼の身体に、心までも引きずり込まれそうだった。
橘の手が、乳房を包み込み、指先で尖った頂点を優しく転がす。
その刺激が、下腹にまで波紋を広げた。
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