吐息が響く準備室、抗えない指先 (Page 4)

彼の指が、スカートの上からそっと撫でた場所に、熱が宿っていく。

布越しの刺激は、かえって感覚を鋭くさせるようで、呼吸が浅くなる。

「……こんなに、なってる」

その囁きは、驚きではなく、確かめるような声。

私はうなずく代わりに、彼の手をそっと自分の脚のあいだからほどいた。

そして、スカートの裾を少し持ち上げる。

「……見て。先生が触れるから、こんなふうに……」

言葉にすることが、なぜか恥ずかしくなくて、
むしろ、もっと知ってほしいという気持ちの方が勝っていた。

彼は静かに息をのむと、そっと膝を折り、私の前に座った。

ショーツ越しの湿り気に、指先がふれた瞬間――
私は小さく、声を漏らす。

「……っ、そこ……だめ、でも……やだ、感じちゃう……」

布の上からなぞるだけで、身体がびくびくと応える。

彼の指先が、わずかに食い込むように動き、蜜が滲むのがわかる。

やがて、ショーツが片脚ずつ脱がされ、ふたりのあいだの空気がぐっと熱を増した。

「触れるよ。……真白の、いちばん奥に」

その言葉とともに、彼の指がゆっくりと、私の内側へ滑り込む。

ぬるりとした感触がふたりの静けさを破り、指先がじわじわと奥を探るたび、
喉の奥が勝手に震えた。

「っ……ああ……せんせい……そこ、すごい……っ」

指が第二関節まで沈み、ゆっくりと螺旋を描く。

奥に、何かが溶けるように崩れていく。

太ももに力が入らなくなり、私は壁に手をついて彼を見下ろした。

「……もっと、ほしい。先生の全部、欲しい」

それを聞いた彼は、まるで決意するように立ち上がり、
自分のベルトに手をかけた。

重なる視線に、もう迷いはなかった。

衣擦れの音、肌と肌が触れたときの温度、
そして、彼の熱が膝の間にあたる――そのすべてが、甘くて、怖くて、でも確かなもの。

「いくよ、真白」

「うん……きて……奥まで、わたしを……っ」

ゆっくりと、彼が私の中に沈んでいく。

ひとつになったとき、
私は確かに、何かを失って、そして手に入れた気がした。

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