教えて、何もかも… (Page 3)

彼と私は、別れの言葉が言えずに、ただ見つめ合っていた。

美雨、このまま、また離れてしまっていいの…?

もう一人の自分が心の中で囁いた。

でも私には、忠がいるから。

切なくなって目を伏せたそのとき、突然雨が降り出した。
スコールのような、激しい雨だ。

突っ立っていた二人はずぶ濡れになり、私は慌てて藤本くんの手を取った。

「来て!」

急いで部屋に入ると、洗面所からバスタオルを取ってきた。
彼の頭にバスタオルをかぶせ、ゴシゴシと拭いた。

「風邪引いちゃう!」

「でも澤村さんも濡れてる!」

彼はそのバスタオルを私にかぶせると、同じようにゴシゴシと拭いてくれた。

拭き合いっこをしながら、二人は笑い出してしまった。

でも、彼が突然拭く手を止めた。
タオルの下から見上げると、彼はじっと私を見つめていた。

そしてタオルごと私を引き寄せた。
二人はキスをした。
とても、自然な流れだった。

目を閉じ、彼の腕のぬくもりと、温かい唇を感じていた。
胸の奥がぎゅっと掴まれ、初恋の切なさが溢れ出てきた。

「好きだったのに…言えなかった…」

強く抱きしめながら、彼は囁いた。

「本当はずっとこうしたかったのに…」

「私も、好きだったよ…」

濡れた体の私たちは、そのままバスルームに入った。
お互いの服をそっと脱がせ、熱いシャワーを浴びた。

それからベッドに入った。

ずっと、ずっと、抱きしめあった。

私を包み込む彼の体は熱かった。
触れ合っている部分から、狂おしく溶けていくようだ。
肌を重ねているだけで、めまいがするほど幸せだった。
このまま意識がどこかへ行ってしまいそうだ。

重ねた唇も熱く、心は燃えていた。
甘くて切ないキスに、涙がこぼれた。
二人は夢中で舌を絡めあい、愛を交わした。

唇も体も、そして心まで、蕩けてしまいそうだった。
こんな気持ちは初めてだった。

一度唇を離すと、頬にこぼれた涙に、彼は優しくキスをしてくれた。

「美雨…綺麗だよ…とっても綺麗…」

耳元でそっと囁いた。
初めて名前を呼ばれ、心が熱くなる。

「優樹…くん…嬉しい…」

二人は何度も抱き合い、キスをした。

キスの雨を降らせながら、首筋、胸、脇腹…と彼は舌を這わせてきた。
舌を感じながら、私の体はビクッビクッと震えた。

彼の顔が下半身に来たとき、恥ずかしくなって、体ごと横を向いた。

「ダメ…美雨の大切なところ…見せて…」

私の体を元に戻すと、彼はゆっくり両脚を開いた。
恥ずかしさのあまり、私は両手で顔を隠す。

彼は、ゆっくりアソコを舐め始めた。

「アっ…アっ…!」

熱く繊細な舌先で、クリトリスを優しく舐める。
舐めるだけではなく、唇で吸いつく。
クリトリスは痺れていった。

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