私の帰り着いた場所 (Page 4)

ダメ、こんなことしてちゃいけない。
私たちはもう終わってるんだから。
それに今は隆夫さんが…。

私の思考を遮るように、

「繭、今日は特に綺麗…デートなの…?」

蒼太は少し悲しそうに言うと、耳元に息を吹きかけながら、ブラウスのボタンをはずしていく。
もがいてみたが、腕が縛られていて動けない。

ボタンを全部はずし、ブラをずり上げる。
右の乳首を指先でつまみながら、左の乳首に吸い付き、舌先でコロコロと転がす。

「アンッ!」

三年も同棲していた恋人は、私の弱いところを知り尽くしている。
執拗に乳首を吸ったり舐めたりしながら、囁く。

「繭の乳首、いやらしい…こんなに勃っちゃって…もう彼氏じゃない男の指で…気持ちいい?」

もともとSっ気はあったが、ここまで意地悪ではなかった。

蒼太はまた乳首に吸い付くと、甘噛みを繰り返す。
その度にのけぞって耐えていると、今度は強く噛んできた。

「イタっ…!」

痛いのに、痺れに似た感覚で気持ちよく、涙が出てきた。

顔を埋めたまま、彼の舌はだんだん下の方に這っていく。
スカートにぶつかると、乱暴にファスナーを下げ、パンストごと下ろしてしまった。

「綺麗なパンツ…やっぱりデート?」

そう言うと、総レースのショーツも無理やりずり下ろし、アソコに顔を埋めた。
私の両脚を広げながら、クリトリスを舐め始めた。

「アンッ!」

激しく舐めたり吸ったり、軽く歯を立てたりして、刺激する。
私の理性は吹き飛び、蒼太の愛撫に身を委ねた。
ピチャピチャ、といういやらしい音とこの部屋が、昔に戻ったような錯覚を起こさせたからだ。

気持ちいいっ…!

いつの間にか膣には指が挿れられていた。
アソコはグチョグチョと嬉しそうな音を立てていた。
舌と指の攻撃に堪えられなくなり、イッてしまった。

蒼太はズボンとトランクスを脱ぐと、昔何度も私を蕩けさせたペニスが、そこにあった。
罪悪感が湧き、顔を背けた。

「繭、挿れるよ…」

彼はゆっくり入ってきた。
熱くて、固くて、太くて、そして愛しかった。
昔と変わらない。
いや、それ以上に気持ちよかった。

「アアッ…!」

「ナカ、熱いよ…ああ、やっぱり繭は最高だ…」

彼はゆっくりピストン運動を始めた。

「お願い…中に出さないで…今はピル飲んでないの」

一瞬動きを止めたが、また動かしながら彼は言った。

「じゃあ、孕んじゃうね…」

その言葉を聞いた途端、ナカがピクッと動いた。

「ほら、ここも喜んでる…」

蒼太は激しく動きだした。
ペニスをしっかり包み込もうと膣が吸い付き、私の全身はビクビクと震える。

「アアッ!キモチいいっ!」

その瞬間、携帯が鳴った。

彼がスマホを見て言った。

「『隆夫』だって。出ろよ」

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