弱みを握られた私が、やり手営業マンのペットになった話 (Page 6)

私は一瞬躊躇したが即答した。背中越しに、桐生がにやりと笑った気がした。

「じゃあ、もうすこしこのまま楽しませてもらうからね」

桐生はそう呟くと、姿勢を元に戻してピストン運動を速めていく。私はその衝撃に耐えるため、思わず壁に両手をつく。

「うっ、んっ…ふぐぅっ」

私の口から声が漏れるが、桐生の腰の動きは止まらなかった。

「あぁ、すごい締まり具合だね…気持ちいいよ」

桐生の息が荒くなっている。私はその言葉にぞくりとしてしまった。

「そろそろかな…」

桐生のストロークが激しくなる。パンッ、という肉と肉がぶつかり合う音とともに、私の奥まで突き上げるような感覚があった。

ずる、と突然桐生が身体を離し、私の肩を掴んで身体の向きを変えさせると、私の口の中にそのまま桐生のものが入り込んできた。

むせたのも束の間、口の中のものは2、3度ストロークした後温かいどろりとした液体を私の口内で解き放った。

「ぐぅっ…」

一瞬喉が詰まり、苦しさで桐生を見上げるが、彼は楽しそうに私のことを見下ろしている。

(仕方ないか…)

ねばつく液体をなんとか飲み下すと、さすがに咳き込んだ。咳き込む直前に桐生は私の口内からそれを引き抜き、満足げな表情で私を見つめていた。

「気持ちよくなってくれたみたいで何よりだよ」

私は肩で呼吸をしながらその場に座り込んだ。桐生はそんな私の横でしゃがみこむと、ウェットティッシュとハンカチで私のとろとろに濡れた部分を拭き取り、新しい紐パンを履かせてきた。
私はもはやされるがままだった。

「じゃあ、僕は戻るから。まだ昼休み時間は残ってるからここで休んでてもいいよ」

桐生は私に着せていたジャケットを取り上げると、ビル内へと戻っていった。

「あ、写真のこと忘れてた…」

私は余韻に浸りながら、ぽつりと呟いた。

*****

「写真、消してほしいんですが」

就業時間後、なんとか桐生を捕まえて私は昼にできなかったことを要求した。

「誰かに見られたら困ります」

「見せるわけないでしょ、あんなお宝写真」

桐生はスマホを取り出すと、慣れた手つきで操作していく。

「はいはい、消しますよ」

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