夫がいる私に、同級生は「ずっと好きだった」と言った (Page 7)
「あっあっあっあっ…はぁっ、あっんっやっあっあっ…」
初めは不安げに身を固くしていた美咲も、
悠真の穏やかな気遣いに触れ、
いつしか肩の力を抜いていた。
悠真の動きに身をゆだねて、流れに身を任せて、
思うがままに声を出して。
「美咲…感じてくれてうれしい…俺も気持ちいいよ…」
「悠真、悠真、もうダメ…イキそう…っ」
「いいよ、僕も一緒に…んっ!」
「はぁっ…!」
*****
静けさの中に二人の荒い息遣いだけが残る。
悠真は手早くささっとゴムを片付けつつ、
美咲にもティッシュを手渡してくれた。
悠真から差し出されたティッシュを受け取り、
美咲は小さく「ありがとう」とつぶやいた。どこか現実味のないまま身支度を整えようとして、ふと自分の身体に意識が向く。
頬は熱く、鼓動はまだ落ち着かない。
鏡に映る自分は、ホテルへ入る前とはどこか違って見えた。
戸惑いと照れくささが入り混じる中、
美咲は目を伏せる。
*****
―私は、本当に一歩踏み出したんだ。
そう実感した瞬間、
胸の奥にじんわりと温かな余韻が広がっていった。
「…寒くない?」
悠真がそっとブランケットを肩まで掛ける。
「うん、大丈夫」
「喉、渇いてない? 何か飲む?」
「ふふ…悠真って、本当に優しいね」
「心配なだけ」
照れたように笑う悠真に、美咲もつられて笑った。
静かな部屋に、二人の笑い声だけが小さく響く。
「今日ね」
美咲がぽつりと口を開く。
「同窓会に行くの、最後まで迷ってたの」
「そうなんだ」
「でも行ってよかった」
悠真は目を細めた。
「俺も」
短いその一言が、どんな言葉よりも嬉しかった。
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