悪魔に願いごとを叶えてもらう代わりに (Page 2)

「はっはい!そうです!」

思わず敬語になる透子。男性の声は低く、顔立ちも非常に整っていた。白人とも黒人ともアジア人とも呼べないような独特な浅黒い肌に真っ黒な髪、そのくせ瞳の色はぞっとするほど赤い。その頭にはいかにもな角が2本生えている。

(こ、これはどう見ても悪魔だわ…)

透子の背筋に冷たい汗が流れる。しかし目の前にいる男は透子を怖がらせる気はないらしい。へらりと笑って手を振った。

「あんた、いわゆる魔女ってやつじゃなさそうだな?興味本位かなんかで俺を呼んだのか?」

「いえ、ち、違うんです!私、叶えたい願いがあって…」

「ふぅん」

思わず敬語になった透子。悪魔は面白げに目を細めると、顎に手を当てて考える素振りを見せた。

「それで?どんな願いなんだ?」

言われて透子は言葉に詰まる。願いならたくさんある。素敵な彼氏が欲しい、結婚したい。ただ、そんな俗っぽい願いを目の前の現実離れした美しい悪魔に語ることに、躊躇してしまった。

黙ってしまった透子に焦れたのか、悪魔は彼女の顔を覗き込んだ。怪しく光る赤い瞳にどきりとした。

「さあ、早く言えよ。俺だって暇じゃないんだぜ?」

「そ、それは分かってるけど…。あのね、笑わないで聞いてくれる?」

「おう」

「…わ、私も、人並みに恋愛して…セックスしてみたいの!」

恥ずかしさに頬を染めながら言った瞬間、悪魔は一瞬驚いた表情を浮かべたがすぐにニヤリと意地の悪い笑顔になった。

「へぇ~そりゃまたかわいいお願いごとだねぇ。そりゃあ、お安いご用だ」

からかうように言われて透子の顔はさらに赤くなる。それでもめげずに続けた。

「だ、だから、あなたの力を貸してほしいの。対価は払うし、あなたが望むことなんでもするわ」

「いいぜ。ただし、俺が満足するまで付き合ってもらうがなぁ」

悪魔の唇の端が持ち上がった。彼の妖艶な雰囲気に当てられて透子はくらりと眩惑感を覚える。
透子が了承すると、悪魔は透子の腕を引いて抱き寄せた。

「最近だと、人間の間じゃあ処女の価値は下がってるらしいが俺らにとっちゃ最高の獲物だもんなぁ。ま、せいぜい楽しませて貰うか」

耳元で囁かれてゾクリとする。そのまま透子は押し倒され、着ていた服を脱がされた。

公開日:

感想・レビュー

レビューはまだありません。最初のレビューを書いてみませんか?

レビューを書く

カテゴリー

月間ランキング

  1. 止まらない振動に快楽堕ち

    天音澪莉50951Views

  2. 幼馴染と再会し一週間お試しで付き合うことにOKしたけど、キスの先を望むくらい欲情が溢れて…

    八代もも35093Views

  3. アプリで知り合った10歳年上の男性と初めての中イキ

    黒子せな28630Views

  4. 裏切りのクリスマスイヴが思わぬことになりました

    甘乃実弥24997Views

  5. かつて奴隷だった男に下剋上されて、快楽地獄に堕とされた夜

    まゆり24416Views

  6. 大好きな彼氏に嫌われたくなくて、執事に頼んでエッチなレッスンはじめました。

    八代もも22992Views

  7. 暗闇の密室で付いた火が消えなくて

    十月夏葵19723Views

  8. 優しいケダモノ。赤い首輪と銀の手錠に繋がれて…快楽の地下室で言いなりペット

    天音澪莉19693Views

  9. 媚薬を盛られて仕方なくワンナイトのつもりだったのに…

    baisu18134Views

  10. 風俗でバイトしていた過去がばれ、上司に脅され犯されるなんて…

    秋宮未来18015Views

最近のコメント

人気のタグ

クリトリス クンニ 愛のあるSEX キス 愛撫 ちょっと強引に クリ責め 我慢できなくて 思わぬ展開 乳首 指挿れ イキっぱなし 乳首責め ラブラブ 働く女性 ベッド以外 潮吹き 彼氏 いじわる 胸きゅん フェラ 言葉責め 好きな人 年下クン 中出し 年上の男性 ちょっと過激に スリル OL 挿入なし

すべてのタグを見る