愛しの騎士様は満月の夜、獣になる (Page 3)

「もっと腰をあげて」

セレス様に請われるままに、四つん這いになりお尻を突き出す。
ゆっくりと敏感な部分をなぞられ、舐められ。

「あっ、んっ」
甲高い声が出てしまう。

「良い匂いがしてきましたね」

嬉しそうな声に耳が熱くなる。

「ダメ…」

「ライカンスロープは鼻が利くんですよ。シエル様が喜んでいるのが匂いでわかります」

言葉なんて、セレス様の前では意味がない。
何もかも見透かされてしまうんだ。

クリトリスを刺激され、舐められ。

「あっ…!」

悲鳴に近い声をあげて、意識が遠のいた。

ボーッとする私に、セレス様は手を休めずに刺激を加える。
ビクンと反応するたびに刺激が強くなり、思考が緩慢になる。

「こんなに垂れてきた…シエル様、おねだりが上手ですね」

何度目かに達した後、セレス様がようやく入ってきた。

「…!大きい…」

太くて熱い。
凄い圧迫感がする。

初めては痛いって聞いてたのに。
何度も達したせいか、スムーズに入ってしまう。

「初めてだから、ゆっくり、ゆっくり馴らしましょうね」

セレス様は優しく私を気遣いながら動いてくれた。
ゆっくり、ゆっくり。

少しずつ押し寄せる快楽。

「あぁ…素敵だ。とても気持ちが良い」

セレス様に褒められる度に、身体が熱くなる。

「あっ、んっ」

「ここ、好きですか?」

「良い…好き…」

激しくなる動き。
ろれつが回らなくなって、甘えた声が出る。

「セレスさまぁ」

ビクンと大きくなるセレス様のモノ。
何度も何度も突かれて、意識が遠のく。

「また、いっちゃう」

「シエル、奥に出しますね」

「えっ!?」

「マーキングしておかないと。私の子を孕んでください」

セレス様がグイっと奥に入ってきて。
ドロッとした熱い液体が脚を伝う。

私はベッドに倒れこんで、そのまま意識を手放した。

*****

独占欲の強いセレス様の計らいで、そのままトントン拍子に話が進み。
結婚して可愛い子どもを授かったのは、また別のお話。

Fin.

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