声を潜めて行う、秘密のエッチ。彼の両親にバレないように…
「声、我慢できる?」――彼の家で、親にバレないようにこっそり…。大好きな彼に責められながら、声を押し殺して感じる快感は、いつもよりずっと濃密で…。バレちゃいけない背徳の時間。けれど、身体は正直すぎて──止められない。
私は性行為をするときの声を押し殺すことが苦手で、いつも涼太にからかわれていた。
でもそのからかいには愛を感じ、秘部が更にうずいていた。
「寧々、声でかすぎ。興奮してすぐイっちゃうじゃん」
そんな彼の言葉に、私はほっとして、身体が反応せずにはいられなくなる。
「あっ、あぁ…! 駄目、涼太、イっちゃうよぉ…! あぁん、あっ…!」
涼太が好き。
涼太とのエッチも、世界一好き。
*****
涼太の家に遊びに行くことが決まったとき、私は一番お気に入りの下着を身に着けた。
黒いブラとショーツのセット。
ショーツは、布の端から大事なところが見えてしまいそうなほど浅いものにした。
「今日、親いるんだ」
涼太の部屋に二人きりになるとすぐに、彼は苦笑いしながら言った。
「え…そうなの…?」
私の発した声には、明らかに不満の色が滲んでしまっていた。
取り繕うために、笑顔を作って言った。
「じゃあ親御さんに挨拶した方がいいかな? 涼太君の彼女ですって」
立ち上がって、ワンピースの座り皺を直そうとすると、大きな手が私の手首を掴んだ。
「ねえ、しよう」
彼の手は熱かった。
真剣な瞳を向けられ、私はたじろいでしまう。
「でも、もし聞こえちゃったら…」
私は視線を逸らし、身体をもじもじさせる。
けれど、彼の手をふりほどくことは出来なかった。
「どうしてもしたいんだ。寧々のエロい顔見たい。…駄目?」
――ずるい。
そんなこと言われたら、嫌だなんて言えない。
「じゃあ…今日は、気持ちよくさせすぎないで。…声、我慢できなくなっちゃうから」
声のボリュームを落として、ささやかなお願いをした。
「分かった。控えめにするから。でも、ちゃんと気持ちよくさせるからな」
そう言って涼太は、立ったままの私に抱きついてきた。
そして、いきなり唇を重ねてきた。
唇を割って舌が入り込んでくる。
歯茎を生ぬるい舌がなぞり、背筋に鳥肌が立った。
「んっ…んん…」
なるべく声を出さないようにするつもりだったのに、もう声が漏れてしまう。
声が出ないように、代わりに吐息に変換した。
「はぁ…はぁぁ…」
それでも、有声音は混じってしまう。
彼の部屋で唇を重ねられたことが、すごく、嬉しかった。
やがて彼は唇を離し、耳たぶをそっと噛んできた。
「んっ」
強い刺激に、思わず目をつぶった。
涼太の吐息が鼓膜まで届き、ぞくっとする。
彼が、耳の中に舌を入れてきた。
ぬめっとした湿っぽい感触が、耳の中を快感でいっぱいにする。
「だめ、だよ…」
私は吐息交じりの声で言った。
しかし、涼太は耳を攻め続けた。
足元から、力が抜けていく。
私は涼太の腕にしがみついた。
そうでもしないと、へたり込んでしまいそうだった。
「やぁ…あぁ…んっ、んん…」
声を抑えないといけないのに、つい、いつものような嬌声が漏れてしまう。
「声、抑えて」
耳元で囁かれる、彼の声。
なんて、意地悪なんだろう。
…でも、そんな彼の言葉に、私は更に感じてしまう。
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