遠距離恋愛中の彼との電話でえっちなことしちゃいました

・作

遠距離恋愛中の彼との電話。すれ違い気味だったせいで、久しぶりに聴いた声に思わず涙が…スイッチの入った彼と一緒にえっちなことをすることになった。言われるがまま自分で自分の敏感な場所を触ったり、カメラに陰部を映し出したりと指示は次第に過激になる。

祥太郎と私は遠距離恋愛中だ。

もう1年近く離れている。それでも月に1回は会えていたのに、ここ3ヶ月はお互い仕事が忙しく会えていない。会えないどころか電話やメッセージも事務的になっている。

このまますれ違って気持ちが離れていくのかな、最近はそればかり考えてしまう。

明日は久々に休めそう。ゆっくりお風呂に入ってリラックスしよう。

そう思っていたところ、祥太郎からのメッセージ。

“今夜ゆっくり電話できない?”

あぁ、嫌な予感がする。

電話の時間が遅くなりそうということなので、食事やお風呂を済ませてなるべく騒がしいテレビを流していた。気を紛らわしていないと嫌なことばかり考えてしまう。
ブブブブブブブっ。携帯のバイブ音が響いた。祥太郎からだ。気づかず寝てしまったことにしようか。ダメだ、問題の先送りなんて意味がない。何事もハッキリさせたいタイプの美沙は結局電話に出た。

『あ、美沙ー、久しぶり!いやー忙しかった!!美沙元気だった?今何してる?』

いつもと変わらない祥太郎の明るい声。戸惑いながら、私もずっと忙しくて会社と家の往復だったよ、と伝えた。

『もう眠いよね?こんな時間だしな。でも明日休みでしょ?俺も久々に休みだからさ、寝落ちするまで電話しちゃおうよ』と楽しげに誘ってきた。以前と変わらない笑い声。嫌な予感は自分の考えすぎだった。

「祥太郎…」名前を呼んだら涙声になってしまった。

『えー!?泣いてる?どうした?』祥太郎は予期せぬ出来事に慌てている。

「ごめん、祥太郎の声聞いたらなんだか涙出てきちゃって」

『仕事つらいの?それとも疲れてるのかな、傍にいてあげられなくてごめんね』

「ごめん。めんどくさいよね、大丈夫。仕事も忙しいけどやりがいあるから楽しいし」

『ふーん。じゃどうして泣いちゃったの?もしかして俺に会いたくてとか?はは、なんちゃって』茶化してる祥太郎にそうだよ、っと言いたかった。でも、それはそれでめんどくさい女っぽいな、と返答に困っていると

『俺は会いたかったよ。ずっと美沙に会いたかった』急に真面目なトーンに変わった。

『美沙は俺に会いたくなかった?美沙に会えなくて寂しいよ』祥太郎の真剣な声にキュンとなる。

美沙はこれまで堪えてきた気持ちが一気に爆発した。
「ずっと寂しかったし、会いたかった。最近ずっと電話もしてなかったしもうダメかと思ってた」言い終わると涙が止まらなくなっていた。

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