痴漢男と離婚妻はまた交わる (Page 3)
久しぶりに彼を見かけたからって、逆に痴漢してどうするのか。
自分の突拍子も無さすぎる行動に、咄嗟に手を引っこめようとすると、突然グッと手首をつかまれた。
「もう終わり?」
反射的に隣の彼を見上げると、あの、弓なりの瞳がこちらを見ていた。
少し背を曲げ私の耳元に近づき、小声で問いかける彼。
「あっ、あの……」
なんと言っていいのか分からず、必死で頭を働かせるけど。
楽しそうにこちらを見る瞳に、困り果ててしまう。
「やっぱり、あの時のお姉さんじゃん。びっくり」
私の顔をマジマジと見て、楽しそうに笑う。
「よく……覚えてるのね」
「そりゃあね」
1年も前なのに、未だに覚えられていたことに驚く。
「で、どうするの?これ」
彼は掴んだままだった私の腕を、誘導する。
誘導されたのはもちろん、先程熱を帯びていたところだ。
「お姉さんが焦れったい触り方するから、こんなになっちゃったんだけど」
「あっ、えっと……ごめんなさい」
何でこんなことしちゃったんだろう、と羞恥で消えそうな声が出る。
「大胆なことするくせに、今更恥ずかしがってんの?」
彼は私の手を自らの手のひらで覆い、硬い膨らみを握らせるようにする。
長いコートのお陰で見えはしないけれど、彼のモノは窮屈そうに、スーツを押し上げていた。
その熱を手のひらで感じて、自らの下半身が疼くのを感じる。
(どうしよう、欲しくなっちゃう)
彼を見上げれば、彼は私の手のひらに自分のモノを擦り付ける。
「お姉さんのせいだよ、続き……してよ」
「……うん」
*****
彼の膨らみを上下に擦っているだけなのに、下着が濡れているのを自覚してしまう。
ズボン越しに撫でると、時おりピクっと反応するのがわかる。
(もっと…直に触れたいけど)
満員電車の中だ、彼のズボンを下ろすわけにもいかない。
彼を横目で見上げてみると、彼は平然とした様子で立っていた。
(なんか、悔しいかも…)
よくわからない悔しさを感じ、私は彼のズボンの横ポケットに手を忍ばせた。
横のポケットの内側は、スーツよりも随分薄い生地になっていた。
(あ…熱い)
ポケットの中から彼のモノに触れると、想像以上に彼のモノは熱を孕んでいるようだ。
窮屈そうに熱を溜めるモノを先ほどよりも強く感じて、何故か私のお腹の奥がキュっとした。
彼のポケットの中で、手を動かす。
立ち上がりたいのに布に邪魔されたそれは、グイグイと私の指先を押してくる。
彼もあえて私の手に摺り寄せるように、腰を前に出している気がする。
「…っ」
息を詰めるような息遣いを感じて、思わず彼を見上げる。
それに気がついたのか、彼と視線が絡み合った。
(…興奮、してくれてる)
彼の瞳から、熱を感じる。
視線が絡まって、子宮に熱を感じる。
ここ1年。
ちゃんと仕事に集中できていたはずだ。
それなのに彼に再会した途端、私の身体はこんなにも疼く。
なんで私は、この彼に欲情するのだろう。
(痴漢するような男なのに)
まぁ今は私が痴漢なのだけど。
痴漢男の続編ですね
夫の不倫を目撃した日に痴漢され 自ら落ちて行く若妻の
続きですね
離婚した女性はエロく強く変わるのだと
感動しながら読ませてもらいました
前作のマッチングの話にもレビューを投稿したのですが採用されなくて残念です
亜由美 さん 2026年2月18日