地下アイドル、触れられる距離
「絶対に触れられない」存在であるアイドルが、ファンの目の前で快感に溺れていく。羞恥、支配、そして見られることへの倒錯的な興奮。地下アイドルならではの曖昧な距離感と、撮影という名の「共有された快楽」の中で、二人の関係は常識を越えていく。ひとりの女性が、カメラの前でただの女になる瞬間を描いた作品です。
「…じゃあ、今日は特別コースで」
そう言ったとき、彼女はほんの少し戸惑った顔を見せた。
けれど、「はい」と答えたときの声は、かすかに震えていて、でも確かに期待を含んでいた。
彼女の名前は葵(あおい)。都内で活動している地下アイドルで、週末ごとに小さなライブハウスで歌っている。
正直、歌はそれほどでもない。でも、透き通るような白い肌と、どこか人形のような無表情がファンの間で「刺さる」と話題になっていた。
そして彼女は、個人撮影会もやっている。
「上、脱いで。…そう、ブラはつけたままでいい」
スタジオの蛍光灯の下、彼女は制服のブラウスのボタンを外していく。
私が持ってきた指定衣装。普段の制服よりもずっと短いスカートに、薄手の白ブラウス。
ボタンを開けるたびに、黒の下着が露わになる。
「視線、感じるのって…どんな気持ち?」
カメラを構えながら問いかけると、葵は一瞬だけ目を伏せた。
けれど、そのまま椅子に座り直し、太ももをほんの少し開く。
「…恥ずかしい、けど。全部見られてると思うと、興奮…するかも」
「なら、次の撮影はこれで」
バッグから取り出したのは、小型のリモコンバイブ。
葵の頬がほんのり赤く染まる。
「…っ、それ、ほんとに使うんですか?」
「使いたいと思ってるのは、君のほうじゃない?」
冗談めかして言うと、彼女は下着の中にそれを自分で差し込んだ。
遠慮がちに、でも確かに。
指先が震えていた。
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