彼氏と廃墟へ肝試しに行くことに。真っ暗な中、手を繋ぐと興奮してきて… (Page 2)

太樹くんは私の手を窓辺につかせて、「怖いなら夜景の方を見てて」と耳元で囁く。

暗闇の中でコンドームを装着している音が聞こえ、私は背徳感で俯いた。

彼が立ったまま後ろから挿入しようとしたので、私は自分のお尻を持ち上げて、彼が入りやすいようにする。

そそり立ったそれが私の身体を貫くように入り込むと、彼はゆっくりを腰を打ち付けてきた。

「あああぁっ…」

正常位とは全く異なる快感に、めまいがしそうになる。

頭の片隅で腰を打ち付けるパンパンという音を聴きながら、もしもこれが太樹くんじゃなくて幽霊だったらどうしよう、と一瞬だけ思った。

でも、子宮口を何度も突かれていくうちに恐怖は全て吹き飛び、彼の息づかいと私の喘ぎ声だけが虚空に響き渡る。

「太樹くん…っ、あっあっ、あっ、あっ…!」

「亜美、もう少しだけ脚を開いて」

朦朧としながらゆっくり脚を開くと、生暖かい風があそこに当たる。

太樹くんは私の左脚を持ち上げると、今度はもっと腰の動きを早めてきた。

「ああっ!あ、あ、あ、あっ」

片脚で自分の全体重を支えているため、次第に腰から下が痺れてくる。

太樹くんは私の身体が滑り落ちないように力強く抱きしめると、ギリギリまで引き抜いてから深く挿入するという行為を繰り返した。

「きゃっ、ぅうっ…!だめ、だめっ…あああっ!」

「どうして?」

「イッちゃい、そう…」

「俺と一緒にイキたいの?」

「うん…」

そこから、彼は執拗にGスポットを責め続け、私は気持ちよすぎて頭の中が真っ白になる。

「だめぇっ!出ちゃぅ、あっ、あっ、汚れちゃう、から…」

太樹くんは私の言葉を遮るように腰を動かし続け、私は「出ちゃう、出ちゃう」とうわ言のように同じ言葉を繰り返す。

とうとう絶頂に達した瞬間、私は今までにないほどの潮を吹き、それはむき出しの床に雨のように降り注いだ。

「亜美、そんなに気持ちよかったの?」

荒い息を吐き続ける私の耳たぶを食みながら、太樹くんが囁く。

「ん…、うん」

朦朧とする意識の中で頷くと、急に身体が宙に浮くような感覚になった。

「え?」

気がつくと、太樹くんにお姫様抱っこをされている。彼は足取り軽く廃墟の出口へと歩きながら笑った。

「暗いところでよがってる亜美を見たら、明るいところでしたくなった」

途端に私は恥ずかしくなり、彼の胸に頭を擦り付けた。

「今夜は寝かさないから」

今夜の太樹くんは、本気だ。

私はそう思ったが、幽霊を見るよりはマシかと考え直し、笑顔で頷いた。

Fin.

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