歪んだ愛に縛られて (Page 2)

「沙那、自分で剥いて」

おずおずと指を伸ばして、クリトリスを剥き出しにする。
吸い出されて赤く腫れたクリトリスが、ヒクヒクと動いている。

「こんなに悦んでるね。沙那は本当にエッチだなぁ」
「だって怜さんが…ひっ!」

抗議をすると、剝き出しのクリトリスを摘ままれた。

「沢山刺激して、もっと大きくしようね」
「もっと…?」
「沢山愛されたのがひと目でわかるように、もっと可愛がってあげる」

快楽の波にのまれて、頭がボーッとする。
刺激が強い筈なのに脚を閉じることができない。

「沙那、トロトロになってる」

そう言うと怜さんは、2本の指で中に入ってきた。

「ふわっ、あぁ…」
「気持ち良い?」
「気持ちいぃ…」

怜さんの声が心地良く響く。

「沙那は太いの好きだもんね」
「太いのしゅき」

かき回されて、突かれて。
体が熱くなる。

「しゅき、太いの、しゅき」

呂律が回らない。

「指で満足できるの?」
「や、もっと、もっと太いの」
「じゃあ、ちゃんと入れやすい様にして」

四つん這いになって自分で拡げる。

「怜さんの…太いのください」
「奥まで入れて、沙那の中を拡げてあげるね。大きいのじゃないと感じられないようになろうね」

怜さんがゆっくりと入ってくると、甘い痺れに圧迫感が加わった。

「んあぁ…」
「沙那、気持ち良い?」
「うん、いぃ」

ゆっくりだった動きがやがて激しくなり、奥の弱い所を擦られる。

「あっ、あっ」

ポルチオにキスされる度に、身体が蕩けていく。
力が抜けて腰が落ちて、ベッドに身を投げ出した。

「沙那はホントに奥が好きだよね」

怜さんはうつぶせに寝ている私の右脚を抱えて、横から入ってきた。

「あっ、そこ、らめ、あたってる」
「太くて大きいのじゃないと、ここは届かないんだよね」

ゴリゴリと音がしそうな程、怒張した怜さんのモノが容赦なく入ってくる。

「しゅき、奥、しゅき」
「ん?奥に当たれば誰でも良いの?」
「怜さん、れいさんの太いのがしゅき」

キュッと乳首を摘ままれて、意識が飛んだ。

*****

「凄い出てる…」

溢れ出す精液を指で掬(すく)ったけど、受け止めきれずにドロッと垂れてしまった。

「沙那、零しちゃダメだろ」

そう言うと怜さんは、2本の指で精液を奥に塗り始めた。

「あっ、ダメ、気持ち良い」

2本の指を咥えながら、クリトリスを刺激される。

「ね、いったばっかりだから…」
「ちゃんと僕の味、覚えるんだよ?」
「うん、美味しい、怜さんの美味しい」

美味しい。
良い。
好き。

何度も、何度も繰り返す。
私がイキ疲れて眠りについてしまうまで、怜さんの責めはやまない。

「沙那は、僕のモノだからね」

怜さんの言葉を夢うつつで聴き、何度目かの意識を手放した。

Fin.

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