享楽に溺れる後宮の花~前と後ろを同時に愛されて~ (Page 3)

ぼんやりと月を見ていると、柊真様の手が伸びてきた。

「瑞香、おいで」

柊真様はいつも、藍と2人で楽しんだ後、私のことを更にいかせたがる。
それが独占欲なのか、愛なのかは分からない。

藍はそれを知っているから、放出した後も自室にさがらない。
柊真様は、私が弄られ、愛され、哀願するのを藍と一緒に楽しむのだ。

「ほら藍見て。あんなに2人で愛してあげたのに、瑞香はまだこんなに垂らすんだよ」

大きく脚を開かされ、クリトリスを刺激される。
前から後ろから、たっぷりと注がれた精液が溢れ出す。

「本当にはしたない奥様ですね…」

藍は眉をひそめ、前から垂れた精液を指ですくって、奥に塗りたくる。

「ご主人様の愛の証を垂れ流して悦ぶなんて…」

「あぁ…」

ポルチオを刺激され、声にならない声が出る。

「どうしたの瑞香?そんなに藍の指が良いの?」

「ほら、もっと締めないと、精液がどんどん出てしまいますよ」

「お手伝いしてあげるね」

そう言うと柊真様は、クリトリスを指で扱き出した。

「あぁっあんっ」

腰が動く。

「またイクんですか…精液で感じるなんて奥様はやっぱり変態ですね」

藍の言葉を聞きながら、私は意識を手放した。

*****

時には四つん這いになって、口に藍のモノを咥えながら柊真様に後ろから突かれた。
藍が乳首から手を離してくれないから、ダラダラと愛液が垂れ流しになって、柊真様と私の逆目が分からなくなるくらいに蕩けてしまった。

そして時には、柊真様の見ている前で藍に後ろを侵され、「大きいの好き」と何度も言わされた。

寵愛を受けているうちに孕まなければ、やがて私は夜伽には呼ばれなくなってしまう。
けれども、愛され満たされ開発されたこの体を、誰が満足させられると言うのだろう。

前から、後ろから。
朝も夜も昼も問わずに。
時には一晩中、2人の愛を一身に受けた私の体。

ここを離れたら、満たされることなどもうないのかもしれない。
それでも。
私のいる場所はここしかない。

確かに、私は2人に必要とされているのだから。

Fin.

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