目覚めると裸で縛られていた私

・作

彼氏のいつもとは違う責められ方に尋常じゃないぐらいに感じてしまい、認めたくない気持ちとは裏腹に体はどんどん激しい愛撫を欲しがってしまう。こみ上げてくる快感にもう我慢できなくなってしまい、気づくと自ら腰を振ってしまっていた。

「ね、太一…これ…外してよッ」

「いや、今日はこのままヤろうぜ、なずな」

退社後、私はいつものように彼氏である太一の家に寄り、そこでつい一寝入りしてしまった。

ただそれだけだったのに、起きたらこのさま…。

手を後ろで縛られ、下半身も紐で縛られ、脚を開いた状態に固定されている。

足を閉じることも、伸ばすこともできないまま私はベッドに寝かされていた。

「やッ…こんなの…恥ずかしい…っ」

「そうかァ、結構、似合ってんのに」

にやりと笑う太一…なぜ寝てしまったのかと深く後悔するも後の祭りだった。

すでに私は太一に捕らえられ、逃げ出すことは不可能だ。

「ばっ…あッ…」

「それに…もう濡れてたりして」

寝ている間にどうやって脱がせたのか、私は裸で縛られている。

わざわざ手で広げずとも見える私の秘部を、太一は撫で回しながらゆっくりと広げる。

「な、何言って…や、ちょっ…あっ」

「へェ…どろどろじゃねェか…」

二本の指で襞を押し広げられ、露になった膣口からは透明で厭らしい匂いのする液体が溢れていた。

まるで視姦…ベッドにできた私の染みを見て、太一は歓喜の口笛を吹く。

「ッ…」

「まだ触ってもねェのに、なずなって結構こういうの好きなんだろ」

好きかなんてわからない。

縛られること自体が初めてで、ただ異常に濡れてしまう自分の秘部を太一に見られてしまうことが恥ずかしくてたまらない。

「違…っ、嫌…やめてッ…」

「そうやって嫌がる顔もまた堪んねェよ…」

太一がそう不敵に笑う時は、もう逃げられないことを意味している。

だけど、わずかに残る私の理性で、太一から逃れようと体をねじった。

「ッは…や、ああ…」

「ここだって、もう勃ちまくってんじゃねェか」

人差し指と親指で胸の突起をきつく摘まれ、鋭い刺激がそこを中心に駆け抜ける。

体に力を入れようとするが、胸の突起を刺激されると力がどんどん抜けていく。

「や、だァ…っ…ひ…あッ」

「痛くされんの、好きなんだろ」

普段の胸の愛撫も決して優しいものではないけれど、今日の太一の愛撫は力加減がまるでない。

だけど、なぜだかいつも以上に身体がその痛みを欲しがってしまう。

「太一ッ…やあっ…んああッ」

「…胸だけでイッちまったのかよ…なずなって本当、エロいよなァ」

縄が身体に食い込み、途端に激しい衝撃が爪先から頭上へと駆け抜ける。

情事を始めてからたった数分で迎えた絶頂の速さに太一は喉を鳴らして笑った。

「太一…外してよ…ォ」

「まだまだ、ここだってまだ触ってねェんだぜ」

今度は、達したばかりの私の膣口にいきなり3本、指をねじ込んでくる。

まだ収縮を繰り返す私の膣口は太一の指をあっさりと飲み込み、それを離すまいと絡む。

「ひゃんッ…そこ、や…だァ…っ」

「嘘つけ、気持ちいいくせに」

体は相変わらず正直だなと付け足し、太一は指をくの字に曲げ、執拗に天井を擦る。

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