狂犬のいる生活

・作

ひょんなことからヤクザである恭介のお気に入りになってしまった女子大生の朝美。恭介が数日帰れないほどの仕事が落ち着き、久しぶりに朝美の元へ帰った恭介は昂る思いを抑えられず玄関で朝美を求め始める。

「…なぁ、今日大学…昼からだろ?…1回くらい良いじゃねぇか……最近、ろくに帰ってこれなかったんだしよ…」

「っ……だ、駄目です!恭介さん、1回じゃ済まないし、その1回だって疲れるんだもん!」

「冷てぇなぁ…じゃあ、休んじまえよ」

「だーめ!!」

私は今、ヤクザである恭介さんのマンションに囲われている。
バイト先の裏で大怪我をして倒れていた恭介さんを助けて以来、何度もアタックされては断ってを繰り返し、あまりの熱心さに私が折れて付き合うことに。

ちょっと我儘で俺様なところもあるけれど、本当にヤクザなのか疑うこともあるくらい優しく一途に愛してくれる。
こうして、ほぼ毎朝のように私が大学へ行こうとすると必ず絡んでくる35歳182㎝の職業ヤクザ。

正直、大型犬のようで可愛いと思ってしまう。
夜も……ほとんど毎日お誘いがあって、お盛んだけど…私が本当に嫌がることは絶対にしないヤクザなのに良い人。
私は、そんな恭介さんが大好き。

*****

恭介さんが組の仕事で忙しく、一週間近く会えなかった時のこと。
彼のマンションで一人、ひたすら帰りを待っているとようやくげっそりとした彼が帰ってきた。

「朝美〜……やっと会えた…長かった…」

「おかえり、恭介さん……私もね、すごく会いたかったよ…」

「はあぁ……ほんと、可愛い……朝美……好きだぜ…」
 

「うん……私も…好き…恭介さん…大好き……」

「あー…やべぇ……我慢出来ねぇや……悪いな…」

掠れた声で謝ると、彼は私を壁に縫い付けるようにして覆い被ってきた。
荒々しく重なる唇。

絡まり合う舌が熱い。
性急に服の中へ入り込み、胸に触れてくる手つきに本当に余裕がないことが伝わってくる。

それでも決して乱暴ではなく、ちゃんと愛情が伝わってきて気持ちいい。
深い口付けと、胸を揉まれ突起を転がすように刺激される快感に脚に力が入らなくなってきた。

「ん、ぁっ…ぁ…恭介、さ…っ……も、立てない…っ…」

「っ、ははっ……早いな……そんな、気持ち、いいか?」

「ぁ…っ、はあっ……きも、ち…っ…」

「……ほんと、可愛すぎ……大丈夫だから…俺に寄りかかってろ…」

揶揄うような言葉も声が優しくて、その柔らかな声が甘い痺れとなって体を駆け巡っていく。
そして、上手く立てなくなった私を、逞しい腕でしっかり抱き止めてくれる。

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