先生、お注射してください (Page 2)

「そういえば、圭吾はなんでこんな田舎に来たの?」

「あれ?言ってなかったっけ?」

セックスの前に食事をしたが、肝心なことを聞きそびれていた。

「産業動物獣医師ってわかる?僕ね、牛や馬のお医者さんなの」

「へぇ、お医者さんかぁ」

”お医者さん”という響きが、無性に私の心を躍らせる。

乱れたシーツの端を掴むと、私は反物でも選ぶように白い布を圭吾の肩に当てた。

「何してるの?」

「白衣姿、どんな感じかなぁと思って」

「ははっ、白衣はほとんど着ないよ。動きやすい作業服ばかり」

「もったいないわね、似合いそうなのに」

「白衣好きなの?」

「好きよ。あれってすごくエッチじゃない」

「昔の男に、お医者さんごっこを教え込まれたのかな?」

圭吾は呆れたように笑うと、私を膝に乗せた。

「圭吾、当たってる…」

「うん、休憩はもうおしまい」

硬く熱い肉棒が、私の内ももを撫でる。

「真希がお医者さん好きなら、リクエストに応えようかな」

「してくれるの?お医者さんごっこ」

私は期待に胸を膨らませた。

想像した圭吾の白衣姿がとても淫美だったせいで、先ほど感じ始めた後悔はすでに微塵も残っていない。

「いいよ。ちょっとSっ気のあるお医者さんでもイイかな?」

「構わないけど、もしかして本当はSなの?」

圭吾のテクニックに3度もイかされたが、特別しつこい責めは感じなかった。

「ふふっ、そうかもね。真希が可愛いから本性出ちゃうかも…」

圭吾はそうはぐらかすと、私の両乳房に手を添えた。

「ぁっ…」

長く節ばった指が、やさしく白肉を掴む。

下から上へ揉みしだかれると、思わず甘い吐息が漏れた。

「ぅんっ…ぁっ」

乳輪をなぞるように、爪先が円を描く。

ピンっと赤く突き出た乳首には、なかなか触れてくれない。

「患者さん、今日はどうされましたか?」

「これって、もう始まってるの?」

圭吾はコクリと頷くと、イタズラっぽく笑った。

「体がとっても火照るんです。先生早く、治してください」

私は少し声色を変えて、しっとりとささやいた。

「なるほど。では、隅々まで検査しなくては…」

敏感になった乳首に、圭吾がフーッと息を吹きかけた。

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