ツンデレメイドちゃんとムッツリ紳士さん (Page 2)

「アミティアは優しいね」

「ご冗談を」

「僕の負担を考えてくれたんだろう?」

「その方が効率がよいと思っただけです」

「素直じゃないなぁ。そんなところも可愛いけどね」

「そんな風に仰るのは物好きのルイズ様だけです」

「いいんだよそれで。君の魅力に気付く者が現れたら、僕はそいつになにをするかわからないからね」

「はぁ」

「こっちへおいで、アミティア」

ルイズは彼女の方へと手を伸ばすがそれはひらりと躱され、アミティアは流れるような所作で一礼するとそのまま部屋を出ていってしまった。

一人残されたルイズは彼女の態度に腹を立てるでもなく、机に頬杖をつきながら薄く微笑んだ。

「フフッ、君は本当に可愛らしい子だ。アミティア…」

*****

ルイズは三日振りに自身の屋敷へと帰ってきた。仕事の都合で仕方がないとはいえ、愛しい彼女に三日も会えないのはとても辛かった。

「アミティア」

日も暮れ、街外れにあるルイズの屋敷の周りには街灯もなくシンと静まり返っている。

ゆっくりとドアを開けると、暖かい光と共に愛しいアミティアの姿が目に入った。

「ただいまアミティア」

「お帰りなさいませ、ルイズ様」

アミティアはふんわりと微笑むと、そのままルイズの胸へと飛び込む。ただでさえ人形のように美しい彼女の笑顔を、ルイズは自分以外の誰にも絶対に見せたくないといつも思っていた。

「おやおや、寂しかったのかい?」

「はい、ルイズ様に会えずとても辛い三日でした」

アミティアは時々こうして、普段からは考えられないほど可愛い姿をルイズに見せる。

最もルイズにとっては、普段のアミティアも可愛くてしかたがないのだが。

「可愛い僕のアミティア、言いつけはちゃんと守っていたかい?」

その言葉に、アミティアは真っ白な頬をピンク色に上気させた。

「はい、ルイズ様」

「確かめてもいいかい?」

「はい…」

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