上海ロマンティック (Page 2)
当時、玄に「まずは君の夢を叶えておいで」と言われた時、怜奈はうろたえた。
婚約破棄で胸を痛めていたこともあり、本当はすぐに誰かに愛されたかったのである。
だが結果的には、玄への想いをバネにしてデザイナーとして成功したから、あの時の別れは正解だったと思う。
満ち足りた気持ちで、怜奈は玄に語り掛ける。
「たしかにあの時、傷つかなかったと言えば嘘になるわ。でも、それがあったからこそ、今の私がある。だから私、玄さんには本当に感謝しているのよ」
「そう言ってもらえてよかった。じゃあ、今も僕が君を好きだと言っても、受け入れてもらえるだろうか?」
玄の言葉に対し、怜奈はそっと彼の頬にキスし、耳元で囁く。
「もちろん。だからこそ私は今、ここにいるのよ」
「怜奈…。ありがとう」
胸に愛おしさがこみ上げるのを感じながら、玄は怜奈を強く抱きしめ、そのまま唇同士の情熱的なキスをした。
実は玄と離れてから、怜奈は男女の営みは一切行っていない。
だからこそ、玄の巧みなディープキスが、とろけるように心地よく感じられる。
舌と舌の絡み合う淫らな音に酔いしれながら、怜奈は吐息交じりに愛しい男の名を呼んだ。
「ピチャピチャ…。んん…げ、玄さん…」
「怜奈。君は本当に綺麗だ…。特にこの脚。もっとよく見たいから、ベッドに行こう」
キスするのを辞めると、玄は怜奈をベッドに移動させた。
ベッドに腰かけた怜奈の足元に、玄はしゃがみこむと、彼女の脚を手で持ち上げ、優しく撫でた。
こんな風に脚を触られるなんて初めての経験のため、思わず怜奈の頬が赤らむ。
「げ、玄さん!?あ、脚なんて、洗ってないし恥ずかしい…」
「そうやって恥ずかしがる顔も、堪らなくそそるね…」
怜奈の様子を楽しみながら、玄はスルスルと彼女のストッキングを脱がし、そのまま爪先にチュっとキスした。
「あっ!」
不意打ちのキスが思った以上に心地よかったため、思わず喘ぐ怜奈。
「ペロペロ…。怜奈の脚に、すごく欲情してしまう…」
怜奈の脚のフォルムと香りを楽しみながら、玄は彼女の脚にゆっくり舌を這わせるのだった。
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