知らない顔、知ってる身体
3つ年下の幼なじみと再会した夏の夜。ぎこちないキス、優しすぎる手、真剣な目。彼の初めてを受け止めながら、自分自身も「忘れていた恋の高鳴り」を思い出す主人公。年齢差・経験差を越えて、心も体も近づいていくピュアで甘い一線越えを、繊細に描いた一作です。
「お姉ちゃんみたいに思ってたくせに」
私がそう言うと、彼はちょっとだけ拗ねた顔をして、唇を噛んだ。
背伸びしたい年頃の顔。けど、その目だけはずっとまっすぐで——私のことを、女として見てる目だった。
「そう思ってたのは昔だけ。……今は、ちゃんと、好きだよ」
幼なじみの圭太。3つ年下の彼と、会社のお盆休みに久しぶりに再会した。
私のアパートに遊びに来て、夕飯を食べて、映画を観て。
それだけのつもりだったのに、手を重ねられた瞬間、空気が変わった。
「七海、キスしてもいい?」
いつの間にか名前呼びになってた。
胸が鳴って、頷く前に唇が触れ合った。ぎこちないけど、まっすぐで、熱のこもったキス。
「……もう、我慢したくない」
彼の手が私の腰に回り、背中を撫でる。
キスは次第に深くなり、舌が触れ合った瞬間、身体の奥がざわついた。
1 2
レビューを書く