『入れさせてあげない』婚約者に浮気されたので最後は好きにさせてもらいました。 (Page 2)
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その後、何度も和馬から連絡があった。
でも、電話は無視した。
私の家の扉を叩いていたのも聞こえたけど、やっぱり無視した。
『荷物はまた取りに行きます、鍵はポストに入れておきます』
そんなメールを一言送っておいた。
何もする気になれない中、考えていた。
もう和馬とは無理だろう。
あんな現場を見てしまって、元のとおりに関われる気がしなかった。
(でも、このままじゃ悔しい)
このまま何もしないで去るなんて、それこそ『大人しい』のではないか。
物分かりが良すぎるまま、去るなんて嫌だ。
(それなら、最後くらい…)
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和馬が寝てしまったであろう、0時すぎ。
私は合鍵を使って、和馬の部屋に入った。
玄関にあの女の靴は無かった。
部屋はカップ麺のゴミやお酒の缶が、そのままになっている。
(わかりやすい荒れ方ね)
そんなゴミを横目で見つつ、ベッドに向かう。
案の定、ぐっすり寝入っている和馬がいた。
(馬鹿)
大好きだった。
お調子者で、底抜けに明るいこの男が。
一緒にいたら、ずっと笑って過ごせるだろうって思った。
カチャ
用意したものを和馬の手にはめて、ベッドに固定する。
「…和馬」
ベッド脇に腰かけ、声をかけた。
「和馬」
もう一度声をかけると、和馬は身じろぎする。
「…ん、り…お?」
「こんばんは」
最初は寝起きのぽやっとした表情で見つめていたけれど、次第に視点が定まる。
そして、私だと認識した瞬間に、飛び起きようとした。
ガチャン!
「…いってぇ」
私はそんな和馬に笑いかける。
「危ないよ、そんなに急に動いたら」
「は…?これ、手錠?」
「そう」
穏やかに微笑めば、和馬は困惑した表情を浮かべた。
それでも、私と話がしたかったのか必死で訴えかけた。
「理央っ!ごめん…!俺、本当に…」
少し泣きそうな表情で、言葉を発する和馬。
そんな和馬を見て、胸が軋むのを感じる。
「別れたくないんだ」
「和馬、それは無理だよ」
「本当にごめん、二度とっ」
「…今日私が、何をしに来たかわかる?」
その言葉に、和馬は何かを思案しているようだ。
そりゃそうだろう。
手錠で身動きが取れない状態なのだから。
「えっと、殴られたり…?」
「ふふ、違うよ…こうしに来たの」
今回も
良いストーリーでした
男の浮気は病気です
私なら根元に輪ゴムを巻いて行かせない様にするかも
別れて正解です
亜由美 さん 2025年7月18日