可愛い猫みたいだと思っていた友人の弟君に押し倒され舐められまくった夜
友人の弟君は、甘えん坊で気まぐれで、猫みたい。可愛い年下の男の子としか思っていなかったのに、ずっと私のことが好きだったって本当?好き好き言われて押し倒され、一晩中全身を舐められまくり。こんなの、どうにかなっちゃうよ…!
「これ、どうしたらいいの?」
土曜日の夕方、私は頭を抱えていた。
本当なら友人のあすかと宅飲みをする予定だったので、たくさんおつまみを作ったのだけど…。
あすかは会社でトラブルが起こったらしく、急きょ遠方の支社に行くことになってしまった。
テーブルの上には、手作りのおつまみがたくさん。
こんなに食べられないし、冷凍したら味が落ちちゃうようなものばかり。
どうしよう…?
悩んでいた私に、あすかからのメッセージ。
ドタキャンになってしまったことの謝罪と、弟の拓実君が我が家に来たがっているという話だった。
社会人になったばかりで、一人暮らし初心者の拓実君。
最近はコンビニ弁当ばかりだったらしい。
私としても、大量のおつまみをどうすれば良いのか悩んでいたので、ちょっと助かった。
そして1時間後…
*****
「うわヤッバ!めっちゃうまい!これ全部自分で作ったんでしょ?すっげ~天才じゃん!」
コンビニの袋を抱えて、あすかの弟拓実君がやってきた。
中には、コンビニのスイーツがいっぱい。
私が好きなプリンもある…うれしい…。
拓実君は、色素が薄いって言ったら良いのかな?
ちょっと茶色い目と、くせっ毛の茶色い髪の毛。
少しだけ八重歯が見える、まるで猫みたいなところは相変わらず。
「ちょっと作りすぎちゃったんだよね、来てくれて良かったよ」
「てか、会うの久しぶりじゃない?俺が就職してから、一度も会ってないよね」
「昔は、あすかの家に遊びに行くと、よく拓実君がいたよね」
「俺、よく姉ちゃんから叱られてたんだよ!こっちの部屋に来るなってさ~」
そう言いながら、私の手を両手で握る拓実君。
私とあすかは中学生からの付き合いだから、拓実君も昔から知ってるんだけど…
この子は本当に人なつっこいし、ボディタッチがすごく多い。
すぐに抱きついてくるし、私が座っているとひざ枕をしてきたことも。
私も最初は気になってたけど、拓実君はそういう子なんだなとわかってからはあまり気にならなくなった。
そのまま、私たちはみんな大人になったんだけど…。
あ、あの、この状況は一体どういうことなの?
な、なんで、拓実君が私の肩をつかんで、キスしようとしてるの…?
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