セクサロイドを買って中イキまで開発してもらいました

・作

梨美は人間の男に飽き飽きしていた。そんな彼女はセックス専用のロボット「セクサロイド」を購入する。美しい容姿と梨美の膣にピッタリフィットする性器を持つセクサロイドを。やって来たセクサロイドは梨美の期待以上の働きをして梨美を大満足させるのだった。

セクサロイドを買った。

セックスに特化したアンドロイドは、機械化の進んだ現代社会で、ひとびとの性生活に欠かせないものになっている。

梨美の家にやって来たそれはとても美しい顔とからだつきをしていて、大金をはたいて一級品を買って良かったと梨美は心から満足した。

「本日よりよろしくお願いします。僕のことは好きに呼んでください」

切れ長の瞳でまっすぐに梨美を見つめながらセクサロイドは言った。

短い黒髪に、すべらかな肌。

薄い布地越しからでもわかる程よくついた筋肉。

1時間充電で1日はもつ私の可愛いセクサロイド。

「とりあえず服を脱いで」

と、梨美が言うとセクサロイドはおずおずと服を脱いだ。

下着を脱ぐとまだしぼんでいる性器が見えた。

だがそれは梨美の性器に合わせて創られたものだ。

梨美はセクサロイドを自分用にカスタマイズするために自分の性器の型を取った作業を思い出して赤面した。

そこまでして快楽を味わいたいか。

答えはイエスだ。

出会った男の運が悪かったのか梨美はいまだエクスタシーを知らない。

それを経験せずに死ぬのはおんなとしてあまりにももったいないと思う。

そのためなら安月給を切り詰めてセックスのツールに大枚をはたいても惜しくない。

「梨美、どうしました?あまり見つめられると恥ずかしいな」

「あ、ごめんなさい。その、ほんとうに人間と区別がつかないのね」

「さっそく試してみますか?」

セクサロイドが梨美の両頬を手で包んだ。

最初はチュッと触れる程度のバードキス。

それを繰り返すうちにだんだんとキスが深くなる。

「梨美……」

低く腹に響くその声は梨美が好きな俳優と声優の声をブレンドして創ったものだ。

相手の舌がするりと梨美の唇を割って入ってくる。

「あ……」

梨美は唇を開いてその侵入を許した。

セクサロイドの舌は熱を持って梨美の口の中をまさぐる。

舌を絡ませ、歯の形を確かめ、あふれた唾液を吸い取る。

それらの行為が緩急つけて繰り返され、梨美はもはや立っていられそうにないほど感じていた。

「ああ、うん。んん。ふっ」

梨美はセクサロイドの滑らかな肌にしがみつきながら喘いだ。

「…寝室へ行きますか?」

梨美はこくりとうなずいた。

*****

「ああん。あん。んん」

セクサロイドの繊細で丁寧な愛撫に梨美は感極まっていた。

セクサロイドは、そっと梨美の耳をはみ、梨美の乳房をやわやわと揉みあげ、半勃ちになった乳首を指でつまむ。

乳輪と乳頭を撫でまわし、硬くなったそこを唇で挟みこむ。

「う…。ああ。あん」

「行為が気に入らなければ僕は『NO』のひと言で止まります。梨美」

「アウ…。大丈夫。続けて」

「はい」

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