凸凹カップルの朝のセックス (Page 3)

「いれるぞ…淫乱」

はっ、とトモは息を吐き出し、ベッドのサイドテーブルの上に置いてあったコンドームを着ける。固く張り詰めたそれは、ユキが擦っていた時よりも大きく、張り詰めていた。ユキもそれを見た途端、これから彼のそれに串刺しになることを期待してしまう。昨夜もしたはずなのに、期待に胸が踊ってしまう。

「ふっ…トモ…」
「大人しく待ってろ」

トモはユキの膣に欲望を押し当てる。薄いゴム越しに彼の熱を感じ、ユキの目はきらきらと輝く。脚を持ち上げられ、自分の脚を彼が抱え込む。挿れるところがよく見えて、卑猥な期待に息が詰まりそうだ。

「あっ」
「んっ…」

先程の指よりも、ゆっくりと、ずぶりと中に入り込んでくる。下腹部にぎゅうっと力がこもると、トモは苦しそうに顔を歪めた。その顔を見ていると余計に下腹部に力が入ってしまう。

(すごい…)

ユキに負担がかからないようにゆっくりと入り込んでくる彼の欲望は、奥まで行き着くと一度止まった。トモはじっとユキの様子を見てくる。ユキが苦しんでいないか見てから、覇気を示すように意地悪く笑って見せた。

「動くからな」
「んっ…トモ、きてよ…。は…ん…!」

腟内のものが一旦引くと、また奥の子宮口に叩きつけられる。のけぞるように体をそらし、ユキは小さく悲鳴をあげる。ずちゅずちゅと子宮の入り口に彼の先端がぐりぐりと押し付けられれば、ユキは目の前が真っ白になるようだった。快感が膣を中心に、足の爪先、頭のてっぺんまで広がっていく。

「腰跳ねてるぞ…やらしいな、やっぱ…」
「んんんっ…!トモに言われたくな…!トモだって…やらしぃ…んっ!」
「ああ…?お前は本当、すぐそういうこと言うな…。男はな、やらしいんだよ…っ」

やらしい。律動によって顔をほのかに火照らせ、わざと気を強くして言うところ。ユキを感じさせるため、強がっているところ。そのどれもが愛しくて、ユキは腰をくねらせる。少し腰を動かすだけで快感の種類が変わり、快感の絶頂が近づいてくる。彼の太ましい欲望も、熱を発したがっていた。

「ほら…もうイクだろ…?一緒に…っ」
「んっ…!!」

一緒にイキたいのだ。彼は存外ロマンチックなところがある。イクのなら一緒にと願う彼の目に、子宮の奥の熱が弾け飛ぶ。散り散りに理性が破壊され、ユキはトモの体にすがりついた。彼の体は熱くて、イク寸前で強張っている。ユキの体も同様だ。

「ああっ…!!」
「くっ…!」

彼の熱が、コンドームの中で開放される。彼が最後、ピストンの余韻に震え、腟内を擦る。震えるユキの中を、最後擦るような彼の動き方が、ユキに二度の絶頂を誘う。つい彼の背中を、ぎゅぅっと抱き込んだ。

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