幼馴染二人が私を好きだと告白してきたが、信じられなかった私は一晩中2人に翻弄された

・作

今日は幼馴染と鍋パーティー。周と康太はイケメンなのにここしばらくは彼女もいない。2人のことをからかっていたら、ひょんなことから不穏な空気になってしまって…!オロオロしていると、2人からとんでもない告白が!こんな事になるなんて…熱い想いをぶつけられた夜。

「理恵〜!元気そうだね!うわ〜お腹も大きくなってる♡」
「理恵がお母さんか、あのド天然の理恵が…すごいな」
「無理すんなよ。ちゃんとあったかくしろ」

「あはは、みんな変わらないね!大丈夫だよ〜母子ともに元気です。そっちも体に気をつけてね、じゃあね」

今日は幼馴染の周と康太が私の家に来ていて、鍋パーティー中。

少し前までは理恵も一緒だったけど、今は結婚して他県に移り住み、お腹に赤ちゃんもいるからなかなか帰ってこられない。

「しっかし、ほんと幸せそうでよかったよな、理恵」
「あの子を操縦できるのはあの旦那さんくらいよね〜(笑)」

「それはそうと、周も康太も、なーんで彼女ができないんだろうね?今でもモテモテなのにさっ」

「大きなお世話だ。って瑠奈、お前こそ彼氏のひとりもいたことないくせに」
「私にだっていたことあるよーだ」

『なんだと?』
2人の声が見事にハモる。何この怒り顔。

「ちょっと、瑠奈どういうこと?」
「彼氏がいるなんて聞いてねー」

「そりゃあね、好きな人が出来たって話した時の2人の大騒ぎで話す気なくなるよ」

そう。中学校の時私に初めて好きな人ができたんだけど…理恵が気を利かせて2人にしてくれようとした時も、どこで嗅ぎつけてるのか毎回必ずこの2人が邪魔をする。

私の父親か!?ってくらい威嚇する2人のせいで幼い頃から私の恋は実ることもなく虚しく終わっていた。

そこから学んだ私は、高校の時に理恵以外には内緒で1年と少しだけ、ひとつ年上の先輩と付き合った。
まあ、自然消滅したんだけど。

「瑠奈、彼氏っていつの話だよ」
「高校だよ」

「はぁ!?彼氏と遊ぶ暇なんてなかったんじゃないのか!?」
「…理恵、か」
康太がボソッと言ったのにギクッとなってしまった。

…そう。理恵や女友達と遊ぶと言って、実は彼氏とデートしたりしてましたよ。
2人が行かなさそうな場所を選んでね。
だって邪魔してくるんだもん。

「ふーん?俺たちに秘密でね…いい度胸してんな」
2人が詰め寄ってくる。

「ちょっと、何…?何怒ってるの」
「鈍感な理恵に、いい加減に分かってもらおうってね」

「んんっ!?」
周の手が私の頬に伸びたと思ったら、一瞬で唇が奪われた。

「〜〜〜っ、んん〜〜!」
何度も角度を変えて啄むように口づける。
待って…!いきなりすぎるし意味がわからない!

「あーあ。先に俺がしたかったのに」
康太がそう呟いて、ようやく唇が離された。
「無理だね。先は絶対譲れない」

「今度は俺とね」
「んっ」
康太は落ち着いた顔してキスがねちっこい!
堪能しているかのように時間をかけて舐ると、私の唇が少し空いたタイミングを狙って舌が割り込んでくる。

2人のキスに戸惑っている間に周に手を取られ、上にまとめられて…って、なんか縛られてない?

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1件のレビュー

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    1

    S さん 2024年4月26日

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