若き調教師に全てを捧げて、淫らな新世界へと堕ちる夜 (Page 4)

そして次は、待ちに待った下半身。堪え性のない私はもぞもぞと体をよじり、疼く膣をくぽくぽと震わせて祥太からの愛撫をねだった。しかし彼から与えられるのは穴が開きそうなほどの熱っぽい視線と、わずかなフェザータッチだけ。そして耳元でねっとりと伝えられる、私の陰部のこと。性器のかたち、粘膜の動き、愛液が滴る様子。既に私の脳細胞は沸き立つほどに祥太で溢れ、早く早くと気持ちばかりが先走っていった。

「ローター、入れたことあります? もう、ぐちょぐちょですね。いくつにしようかな…」
「ッぁ、あぁ…」
「しっかり咥えるんですよ。途中で抜けたら、お仕置きですからね?」

親指ほどの大きさの玩具を、奥と入口とそれから中間点あたりに1つずつ。ブゥンという鈍い音が耳障りだと思うより先に、体の中からジンジンと揺さぶられる快感が私をすぐさま狂わせた。刺激に抗うべく体は丸まろうとするのに、私を縛り付ける麻縄はそれを許してはくれない。逃がせない快楽は腹で渦巻くほかなく、何度もリフレインしては増幅を重ねて、官能の高波へと変わっていった。

「こんな小さな玩具に翻弄されるなんて…美那さん、快楽に弱いですね。でも開発しがいがある、ともいえます」
「ッぅ…ン、ぅ…」
「縄姿も似合っていますよ。程よく肉感的で、映えていて。恥ずかしい体位、屈辱的な縛り方をすればするほど美しくなる…美那さんは、そんな女性な気がします」

祥太の甘い声が、私の理性を焼いていく。まるで淫魔にでも取り憑かれたかのようなエロスの濁流に、襲われるがままに蕩(とろ)ける思考。

「あぅ、ひぅッ…ンンッ…」
「美那さんは初めてですから…今日は、特別です。我慢しないで…このまま、イッていいですよ?」
「はッ…ぁ…ッ…ぁ…あ、ぁ…」
「ほら…」

イケよ。

直接脳に流し込まれるように囁かれた低音に、私は声にならない悲鳴で喉を震わせながら絶頂した。びくびくと痙攣の止まない膣から、ぬるりと吐き出されるローター。その振動音と余韻さえも今の私には毒でしかなくて、涎や鼻水が垂れるのも忘れて無様に泣きじゃくっていた。

「目隠し取りますよ。美那さん、いい子にできましたね。これは僕からのご褒美です」
「ッはぁンッ、あぁン…ぅ、ぁ、ぅッ…」

祥太の指が、私の胎内をじっくりと掻き回す。ぐちゅ、ちゅぼ、ちゅぼ。決して手荒ではない、最低限の動きで最高潮の愉悦を引き出す指遣い。尿意にも似た迸りを撒き散らしながら、私の視界はくらくらと揺れて白い閃光がきらめいていた。

「潮吹きも上手じゃないですか…素質、ありますね。美那さんのこと、もっと開発してみたいな…」

僕と、新しい世界を築きましょう。慈愛に溢れた祥太の言葉と微笑みに、私はただ首をこくこくと縦に振って、未知の悦びにその身を明け渡したのだった。

Fin.

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