同窓会で再会した元カレと、一晩だけの思い出のつもりだったのに

・作

中学の同窓会に参加した柚香は、そこで再会を果たした元カレ・将真と、気付けばラブホテルの部屋にいた。柚香は既婚であるものの、夫は1年ほど前から不倫中。失意と寂しさが募る日々の最中で再会した将真は、昔と変わらず優しく、そして柚香に対して何度も「可愛い」と言ってくれて…

「シャワー、浴びてくるね…」

こんなにもトントン拍子に進むなんて。柚香は緊張で早鐘を打つ胸を抑えながら、静かに服を脱いでいく。一瞬、頭の隅に夫の顔がよぎったものの、小さく唇を噛んでやり過ごした。

「おいで…柚香」

ここはラブホテルの一室。シャワーを終えた柚香を迎えた男性は彼女の夫ではなく、元カレである将真だった。今日は中学の同窓会があり、二人は約20年ぶりに再会。旧友たちの輪から離れて話し込むうちに、付き合っていた当時のことを思い出し…気付けば、自然のような成り行きでホテルまで足を運んでいた。

「今夜だけ、ね…」
「あぁ、わかってるよ」

中学時代はプラトニックな関係で、手を繋いで下校したり、人目につかない場所でこっそりキスをしたりしていた程度の二人。そのキスだって、単に唇と唇を合わせるだけの実に幼いものだった。しかし今はお互い30代半ばとなり、充分に成熟した男女。

「ン…ぁッ…」
「柚香、可愛い…」

頬を撫でられ、慈しむような声音で囁かれれば、柚香の心は将真に惹かれて蕩(とろ)けていった。セックスレスの夫の口からは、可愛いなどと言う台詞などもう何年も聞いていない。加えて、出張と称して不在がちな夫が本当は不倫をしていることを、柚香は1年近く前から気付いていた。

「キス、気持ちいいね」
「夫とするのと、全然違うの…将真、もっと、して」
「こらこら…そんなこと言ったら、駄目だよ」

そう言いつつも再び重ねられた唇に吸い付いて、柚香は夢見心地で目尻を垂らしていた。人妻でありながら、夫以外の男性に素肌を晒す背徳感。不倫中の夫に張り合うような、夫への当てつけのような。私だって我慢してばかりじゃない、女としての魅力も存分にあるのだから。そんな想いを募らせた柚香は、いつもよりずっと大胆になっていた。

「あぁッ…ッン…」
「もっと声が聞きたい」

将真の指が柚香の耳から首すじ、そして鎖骨をそっとなぞって胸元へ。その頂でぷくりと膨れた実りを転がせば、柚香の喉は甘える猫のごとく媚びた声をあげた。柚香から漲(みなぎ)るエロスを拾い集めるように、将真は彼女の全身へ、くまなく愛撫を施していく。

「柚香、こっち向いて? うん、そう…」
「ぁ、あッ…将真ぁ…」
「一緒にしよう?」

頭と脚が互い違いになるように姿勢を整えた二人は、どちらからともなく、目の前に差し出された熱に舌を這わせ始めた。将真の上で俯せになりながら、柚香は勃起した肉棒を口に含んでうっとりとする。開いた脚の真ん中で濡れそぼる蜜壷は、将真からのクンニで更に愛液を溢れさせていた。

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