M男で可愛い歳上彼氏 (Page 3)

肛門への愛撫はそのままに、小さな電動マッサージ器のスイッチを入れた私は、その先端を拓の亀頭へと押し付けた。ぐりぐりと振動をねじこむように、尿道もくびれも裏筋も、それからタマまで意地悪く責めたてていく。

「ぁぅッ…あぁッ…」
「…情けない声」

私からの嘲笑と憐憫(れんびん)に、拓の身体は嬉しそうにヒクヒクと震えていた。本当に変態、だけど私もそんな拓が可愛くて大好きで。泣きそうなみっともない顔が見たくて仕方なくて、ひたすら焦らして追い詰めてしまう。

「み、みお…ひゃ、ん…もう…」
「おねだり、ちゃんとして?」
「イかせて…くだ、さい…」
「じゃぁ、いつものカウントするよ」

私によってすっかり調教された拓は、私が10数えると絶頂する癖がついていた。バイブによる刺激を止め、しっかりと刻み込むように、拓の目をじっと見つめてテンカウントする。

「きゅう…じゅう…」
「ッッぅ、あッ、ぁ…あ、ぁ、イクッ…イぐぅッッ…!!」

拓のアナルがきゅんきゅんと蠢(うごめ)き、内腿がぷるぷると痙攣する。私は愛撫どころか指一本たりとも触れていないのに、びんびんと跳ねるペニスからは勢いよく白濁が迸(ほとばし)った。それは綺麗な放物線を描いて、快楽に浸りきった拓の顔面に降り注いでいく。

「セルフで顔射とか、拓は器用だね」
「は…はぅ…ぁ…」
「お尻の感度も抜群だし。頑張った拓にはご褒美、だよ」

彼の拘束を解いた私は仰向けに寝転んで、おいでと両手を広げてみせた。大型犬よろしく腕の中に飛び込んできた拓は、再び頭をもたげたシンボルを私の下半身へと擦り付ける。

「澪ちゃん…大好き…大好き…」

これでもかとキスの雨を浴びせながら、拓は私を抱き込んで腰を動かし始めた。発情した獣のようにヘコヘコと律動を刻みながら、すごく気持ちよさそうな顔で喘ぐ拓。

「いっぱい出していいからね」

私が拓の首に腕を、腰に脚を絡めてそう囁けば、彼は素直に頷いて頬を擦り寄せてきた。飴と鞭の使い方が上手くなってきたなと自我自賛しつつ、私は拓の頭を撫でながら自身も官能の海へと身を投げ出していく。こんな風にM男の彼氏の虜になるなんて、思ってもみなかったな。

Fin.

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