引っ越しをしたアパートでイケメンの幽霊に「僕の童貞を貰ってください!」といわれてしまい…!?

・作

就職が決まり、会社の近くに引っ越すことになり私は春から一人暮らしをすることになった。綺麗で防犯システムも備わっているアパートの割には格安で借りれてとてもワクワクしていた。そんな初めての入居日の夜、突然幽霊の男性が現れて「僕の童貞を貰ってください!」といわれてしまい…!?

就職が決まり、会社の近くに引っ越してきた。
実家から遠く離れた会社のため、私は春から一人暮らしをすることに。

両親と探した家は綺麗で防犯システムも万全なアパート。
驚くことにこのアパートかなり格安だ!リノベーションもしてあって中も綺麗!
本当に大満足の物件。そんな家に今日から一人で住むことになる。

「よっし!ルカ、ファイトー!オー!」

自分の名前をいいながら気合をいれて荷物を片付けていく。
ある程度片付け終わって休憩をしていると、もう日は沈んでいた。

「うわ…。もう夜だ…」

そう呟きながら、お風呂に入り寝る準備をする。
今日はもう片付けなくていいだろう。
明日必要な物の買い出しをしてから片付けを再開しよう。
そう決めて寝室の電気を消す。

「…春だけど、まだ寒いな…」

暖房を切った部屋は肌寒く、いそいそと布団にもぐる。
でも手足はガタガタと震える。

「…今日だけ暖房つけて寝よ」

エアコンのリモコンをとるために布団から顔をだすと、そこには透けている人の脚があった。

「っ…!?」

「あ、そんなに驚かないでください!僕、地縛霊なんで!悪い幽霊じゃありません!…ちょっと超常現象は起きちゃうけど…」

それって悪い幽霊じゃ…。
って幽霊!?ウソ!?

あ、でもイケメンだ…、じゃない!!

「僕、二年前にここに住んでいたんだけど転んだ拍子に運悪く机のカドで頭を打っちゃって、そのまま死にました…」

「…う、うん」

「で気づいたらここにいたんです。多分未練があったからだと思うんですけど」

ん?未練?

「あの…、その…、ぼ、僕の童貞を貰ってください!」

「ええええええ!?そ、そんなこと急にいわれても困るんだけど!」

「あ!僕はタツキっていいます。ルカさんですよね?さっき掃除中にいってましたし」

え、まって。
掃除中にいってたこと知ってたってことは…!?

「まさか最初から!?」

「はい!これでも僕、地縛霊なんで!」

そんな彼の童貞を貰うなんて…。
でもそうしないと成仏してくれないんだよね。

成仏してくれないとこの幽霊と共同生活をすることになる!
イケメンだからって幽霊と共同生活なんて、絶対に嫌!

「…分かった!タツキの童貞貰ってあげる!」

私がそう高らかに宣言すると、彼はふにゃんと微笑み「ありがとうございます!」と頭を下げた。

*****

「ん、っふぁ…」

幽霊だからどうやって触れるか不安だったけど、普通に触れるのね。
彼はぎこちなく私の胸を愛撫する。

「わ…、これが本物の乳首…」

彼の喉からゴクリと音が鳴る。

「…そんなに見ないで…。そ、それに胸ばかりじゃなくて下も、その…、解さないと入れられないから…」

私だってそんなに経験がないのに、幽霊相手にナニを教授してるのよ!
もう早く終わらせて成仏させてやるんだから!

「そ、そっか」

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