専属メイド、今夜もご奉仕いたします (Page 3)

強引に開かされた脚の間を割るように、怜様の陰茎が私の体内へと入ってきた。日頃から、私たちのセックスは避妊具なしで行われている。

怜様がお外で適当な女の子を孕ませてしまわないよう、中に出したいという欲求は全て私へ。怜様のご両親、つまりは旦那様と奥様からのお申し出を受け、私は日々職務を全うしていた。

「ぁあッ、いやぁ…だめ、だめです坊ちゃん…」

私の表情から胸元、そして怜様との結合部。余すことなくレンズ越しに見つめられれば、私の中の雌が疼いて堪らなくなる。

「何で? 奈月も、ナマのが気持ちいいだろ?」
「そんな…ぁ、ぁ…」

律動が加速して深くなり、私の膣もどんどんと締まりを増していく。怜様の子種が早く欲しい。過去に婦人科系の疾患を治療して以来、医師からは自然妊娠は難しいと宣告されている私。ゆえに怜様のお相手をさせてもらえている、という事情もあった。

「奈月、出すよ…」
「ぁぁぁッ、坊ちゃん…どうか、どうか、外で…」
「駄目だよ、奈月は俺との赤ちゃん妊娠してくれなきゃ」

実は怜様からは、たびたび求婚されている。こんな凡庸な使用人のどこがよいのか。立場が違いますから、お世継ぎをもうけられませんからと断っても、怜様にはいつもかわされるばかり。

挙句の果てには「赤ちゃんできたら結婚しよ」「父さんと母さんにもそれで了承とってあるから」などと無邪気に言うものだから、私は黙って頷くしかなかった。

「あぁぁぁッ…イ、イッ、く…!!」
「奈月の中、すげぇ…ッく…ぅ…気持ちいい…」

怜様のペニスが弾けて、生あたたかい精子がどぷどぷと注がれる。この瞬間はいつも天国にいるような恍惚で、私は幸せの絶頂と快楽の奈落で溺れてしまうのだった。

「奈月、今日もありがと。写真も動画もいい感じ! 後で一緒に見ような」
「ご満足いただけたなら、私も嬉しい限りです」
「えっちな下着も良かったけどさ。今度はこれ脱いでしようぜ。次は優しく抱くから、いつもの奈月で宜しく」

気ままで気まぐれで、少し強引でわがままな怜様。けれども私のことを、世界で一番大事にしてくれる人だから。再び重なった唇に昂る想いを溶かして、私の頭の中は大好きな怜様のことでいっぱいになっていった。

Fin.

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