お兄様の親友に溺愛されてとろけちゃいました (Page 3)

「好き、好き、好きです…」

気が付くと私は、何度も何度も哀願するように、クリス様に好きって繰り返していた。

容赦ない責めに、何度いったか分からない。
意識が朦朧とする中、クリス様の声だけが響く。

「ここが良いの?」

「これが好きだろ?」

意識を失うたびに、刺激で目を覚ます。
触られて、吸われて、舐られて。
身体がヒクヒクとクリス様を求める。

「マリエル、好きだよ」

「好き…」

「もっと気持ち良くしてあげるね」

そう言うとクリス様は私の中に入ってきた。
凄い圧迫感があるのに、スルリと受け入れてしまう。

「マリエルの中、トロトロだね」

クリス様の嬉しそうな声。

「ゆっくり動くからね…」

秘部が燃えるように熱い。
意識がクリス様のモノと声に集中してしまう。

ゆっくり優しくが、深く激しくに変わった頃。
私は腰を振りクリス様のモノを求めるようになっていた。

「あんっ、あんっ…好き」

好きって言うと、クリス様のモノが怒張し動きが激しくなる。

「ねぇ、それ気持ち良いよマリエル。ほら、奥まで入ったよ」

敏感な部分を擦られて、体がビクッと反応してしまう。

「ここも好きなんだね」

「好き…です…」

好き、好き、全部好き。
心も身体もクリス様でいっぱいだ。

「マリエル、好きだよ」

そう言うとクリス様は、私の中に沢山の愛を吐き出した。

*****

私は初めてをクリス様に捧げ、雷鳴が轟く中朝まで愛され気が付いたら日が高く昇っていた。
ボーッとする頭と重い腰。

「あっ、マリエルおはよう」

「おはようございます…」

「起き上がらなくて良いよ」

「でも、支度をしないと」

「僕の仕事が終わったら送っていくって連絡を入れたから」

「ありがとうございます」

立ち上がろうとしたけれども腰に力が入らない。

「あれ…おかしいな…」

「ほら、無理しないで。ごめんね昨日はつい嬉しくて…」

「嬉しくて?」

「マリエルが可愛いから頑張りすぎちゃったね」

クリス様の言葉に顔が熱くなる。

「いっ、いえ、その…」

「沢山好きって言ってくれてありがとうね」

耳元で囁かれて、恥ずかしくて意識が遠のきそうになった。

こうしてクリス様と私は、言葉よりも先に身体で愛を確かめ合って結ばれたのでした。
今でも雷の鳴る日に、轟音を忘れられるように沢山愛してくれる話は、また別の機会に。

Fin.

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