有名ドS学者の洗脳的セックス~脳もカラダもとろけてもう拒否できない~ (Page 5)

海斗は由香里の耳たぶを甘噛みしたり、舐めたり、囁いたりした。

もう片方の耳の穴に太い指を挿入して聴覚を奪っている。

注ぎ込まれる海斗の息と声だけが脳を支配して、由香里はもうほかには何も考えられなくなっていた。

海斗の巧みな腰づかいと囁きで何度イッたかわからないほど、連続でイキっぱなしになっていた。

*****

目を覚ますと由香里はベッドの上にいた。

「あれ…」

由香里はまだ快感のなかを漂っている。

間接照明の薄暗い部屋がどこなのかわからなかった。

パソコンを開いて仕事をしている海斗の姿がぼんやりと見えた。

「気を失ったから連れてきた」

由香里に顔を向けた海斗は眼鏡をかけている。

「どうやって…ですか?」

「抱きあげて」

「誰かに見られましたか?」

「ううん」

海斗は首を横に振った。

「由香里のバイト、いつまで?」

海斗が訊いた。

「えっと…あと一週間くらい」

「その時間、買い取るんでいいでしょ?」

「え?」

由香里は上体を起こした。

「俺、明日から講演に回るから一緒に連れていく。一週間後には戻らなきゃいけないの?」

海斗は由香里のスマホを指さした。

液晶が光っている。

リゾートバイトの終了を待っている彼氏からメッセージが届いていた。

『バイト順調?帰ってきたら旅行行こう。計画していい?戻るのいつだっけ?』

海斗とのセックスがよすぎて、彼氏への愛が揺らいでいる。

完全に体も脳も洗脳されていると由香里は感じた。

危ない道に進むべきか、彼氏との日常に戻るべきか。

海斗はパソコンを閉じて由香里の横たわるベッドに歩み寄ってきた。

どうしよう…断れない…!

Fin.

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72

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