名前しか知らない隣室の大学生と欲望のままに求め合う
豪雨でびしょ濡れになったのに、部屋の前で会社に鍵を忘れてきたことに気づく。そんな時に、隣室の体格のいい男子大学生に遭遇。シャワーを借りるだけのつもりだったのに、一緒に入ることになってしまいただの隣人ではない甘い関係に踏み込んでしまう。
今日もよくがんばった…と思いながら、私はアパートへの帰り道を歩いていた。もう少しってところで突然の豪雨。
オフィスカジュアルな白色のシャツや、膝丈の紺色のスカート、全身が一気にずぶ濡れになってしまう。
ありえない!と思いながら、私はヒールのまま走ってアパートに向かうけど雷が聞こえるほどの雨になっていった。
自分の服から滴り落ちていく水滴を感じながら、わたしはアパートの階段をのぼる。
「さむいぃ…早くシャワー浴びたい」
部屋の前に立って、バッグから鍵を出そうとするけど…ナイ?!
あれ…?え…?ってあせりながらバッグを濡れた地面に置き、しゃがみ込んでごそごそとする。
もしかして…会社?!そういえば今日、色々あってデスクの引き出しに鍵入れちゃったかも。アホすぎる、私。
どうしよう…ここの大家さんは高齢のおばあちゃんで20時には寝ると聞いている。時刻はもう21時頃だった。
最悪…取りに帰る?それとも…でも服もびしょびしょだしなぁ…。
「こんばんは、大丈夫ですか?」
声のする方を見ると、隣室の大柄な大学生が立っていた。黒いリュックに白色のシャツ、そして下はジャージ姿。彼も見事に濡れていた。
「こんばんは…」
彼とは会えば挨拶する程度の仲だった。スポーツをしている風で、いつもリュックにジャージ姿で遭遇している。
「実は鍵を会社に置いてきちゃって…ほんとアホです…私。大家さんももう寝ちゃってる時間だしどうしようかなって…。駅前のネカフェでも行ってきます」
私は無理やり笑顔を作って立ち去ろうとした。だけど、大きな手でわたしの濡れた手首を掴まれる。
「間宮さん…よかったら僕の部屋来ませんか?」
「え…でも…」
ポケットから取り出した鍵で彼はドアを開ける。
「どうぞ、とりあえずシャワー入らないと風邪引きますよ?」
「あ、ありがとうございます」
私はさっき掴まれた手首の感覚が忘れられずにいた。温かくてごつくて、ドキドキさせられるような痺れるような感覚が全身に巡った。
大学生の頃に付き合ってた彼氏と別れてから、男性に触れられることもなくなって感じなくなっていた部分に直接触れてくるような刺激だった。
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