好きな人と電話中に、声だけで我慢できず触れてしまう女子大生
大好きな翔太の声が電話越しに耳をかすめるたび、身体が熱く疼く。手は布団の中で止まらず、息が詰まりそうで……。純情な心と抑えきれない欲望が絡み合う、甘く危うい夜のひとときを描いた官能ストーリー。
キャンパスの夕暮れ、講義を終え帰り道で並んで歩いたことを、美咲は自分の部屋でまだ鮮明に思い返していた。
隣を歩く翔太の肩が、ほんの一瞬触れただけで、心臓が跳ねる。視線を少しだけ向けると、彼の横顔は夕日に染まり、普段は気づかない凛とした輪郭がくっきりと浮かんでいた。
(どうして、こんなにドキドキするんだろう……)
講義の合間、ほんの些細な会話でも胸の奥がざわつき、手が冷たくなるほど緊張してしまった。帰り道に交わした数秒の距離でさえ、身体が勝手に反応してしまうのを感じていた。
帰宅しても余韻は消えず、胸の奥でくすぶる熱は、もはや自分一人では抑えられない。
「……我慢できない」
小さく呟いて、美咲はスマホを強く握る。画面に浮かぶ翔太の名前に指先を触れるたび、鼓動が早まる。
コール音が耳に響くたびに、切られたらどうしようという不安と、もし出てくれたらという期待が入り混じり、身体の奥で疼きを生んでいた。
やがて低い声が受話口から流れ込む。
「……美咲?」
その一言で全身の力が抜けそうになる。返事をしようとしても、声が震えて出てこない。
「……あ……翔太くん、いま……大丈夫?」
ようやく絞り出した声は、自分でも驚くほどか細く、震えていた。
「……ああ、大丈夫」
翔太の声は落ち着いていて、どこか硬さも感じられた。
(声……聞いただけで、なんでこんなに……)
胸の奥が熱く疼き、息が止まりそうになる。
思わず手を布団の中で太ももに這わせた。
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