刺激的な夏の思い出

・作

私は親友のエリカと海に来た。泳ぎにじゃない、ナンパ待ち。それぞれ好みの男性に声をかけられ、別行動することになったんだけど…。広大な海で身も心も開放的になり…!?もう、どうにでもなれぇ!!

夏だ!海だ!!オトコだー!!!

ということで、私は親友のエリカと共に海へ来た。
もちろんナンパ待ち。

というか、エリカに半ば無理矢理連れてこられたようなものであって、私はそんなにがっついてはいない。

私たちはテントを張って、中でテキトーにくつろぎながら過ごしていた。

「ナオミの水着、攻めてるねー」

エリカは私の胸をまじまじと見ながらケタケタ笑っている。

そう、エリカはこの胸目当てに寄ってくる男たちを狙ってるんだろう。
わかってるんだから。

エリカのために、一肌脱ぎますよ。

私の白いビキニのブラジャーは布面積が少なく、Fカップの谷間がクッキリ浮かび、少し動けばたわわに揺れる。

ポロリだって、ないことはないだろう。

ヤル気満々と思われるかもしれないが、唯一の武器でもある。

ノリノリなのはエリカの方だが、嫌なら私だって着いては来ない。
いい人がいれば私だって…という下心は、ないと言ったら嘘になる。

そんな水着談義をしていると…。

「おねーさんたち、盛り上がってんね!?」

2人の男性に声をかけられた。

キタ!

「そうなの、この子の水着超攻めてない!?」

エリカは私の背中を押して、より胸を強調させた。

「ちょっと…エリカ!」

ぼよんと揺れた胸に2人の視線が注がれて、やっぱり少しやりすぎたかも…と恥ずかしくなってしまった。

「やー、ほんとおっぱい大きくてびっくりしちゃうね」

黒髪の男がニヤッと笑って答えた。
あ、この人の顔、私好きかも…。

「エリカだってホラ、黒でセクシー狙ってんでしょ!」

「私は貧乳だから関係ないですぅー」

「俺は好きだよ、黒ビキニ」

今度は金髪ロン毛の男が返す。
…エリカの好きそうな人だなぁ。

私たちはアイコンタクトをし、私は黒髪の男と、エリカは金髪ロン毛の男とそれぞれ別れて遊ぶことになった。

「じゃ、私たちはあっちでウェイクボードしてくるからー!」

元々アクティブなエリカは早々に遊びに出かけて行った。

一方私と黒髪の男…、コウキはひとまずテントの中で過ごすことにした。

雑談をしながらも、鍛えられた体、特に腹筋に目がいってしまう。

「今俺の体見てたっしょ?エッチ!」

「なっ!コウキだって私のおっぱい見てたくせに!」

「まぁね、じゃあおあいこってことで。…触ってみる?」

そう言ってコウキは私の右手を取り、腹筋をなぞらせた。

「えっ、ちょっと…!」

「今日のために鍛えたからね」

確かに。カッチカチだ。

「ははっ、嘘ばっか」

そう…ナンパの男女の会話なんて嘘と駆け引きの連続だ。

「嘘じゃないって。ねぇ、お返しにおっぱい触らせてよ」

「え?」

答える間もなく、コウキは両手で私の胸を鷲掴むように優しく、むにむにと揉んできた。

「ちょっと!人が見てるって…!」

「こんな大勢いるんだから、誰も気にしてないよ。はぁー、やわらけぇー…」

私にとってはすごく長く感じられたが、きっと数秒のことだったろうと思う。

それでも、好みの男性に胸を揉みしだかれて、興奮しない方がおかしいだろう。
テントの中だというのに、顔が火照ってきた。

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