図書館での秘め事
図書館司書の畑野は利用者の男性に呼び出される。「ご案内」の名目で連れて行くのは談話室で、そこで隠れてセックスをするのがいつもの流れ。でも今日はいつもと違っていて……。仕事中に背徳感と快楽でいっぱいになってしまう。
「こんにちは」
「あっ、こ、こんにちは」
18:23。もうすぐ図書館が閉まる時間に、大体その人はやってくる。仕事終わりだろうにスーツではなくてオフィスカジュアルでまとめられた小綺麗なファッション。癖のない金髪はいつも通りサラサラと揺れていた。
「司書さん、今日もいいですか?」
ぞわっとお腹の奥から熱が上がってくる。律儀に上下を揃えるようになった下着に、愛液が垂れるのが分かった。
「は、い。あの、すみません。利用者さんをご案内してきます」
上擦った声で返事をして、隣に座っていた職員に顔を向けて会釈と共にそう伝える。
「はい。受付業務代わります」
「お願いします」
立ち上がって利用者さんの元へと小走りで行くと、彼は優しそうに細めていた目を鋭くした。
「いつもの場所へ、お願いしますね」
「わかり、ました」
はやる気持ちを誤魔化すように制服のシャツの袖を弄る。夕暮れも通り越した薄暗い外が、大きなガラス窓越しに見えていた。
◻︎
いつもの場所とは、この時間はもう閉まっている談話室のことだ。受付カウンターから離れ、鍵も掛けられるこの部屋はとても都合がいい。
壁に手をついて後ろから。顔も見れないままする行為はどちらから誘ったのかももうわからなかった。
「っ、ぅぅ、ぁ」
「は……相変わらずとろとろですね」
スラックスを下ろされて、下着の隙間から彼のペニスを挿入される。内側がぴったり埋められる感覚は何度経験しても慣れない。
「職員の皆さんにバレているんじゃないですか?畑野さんが勤務時間にこんなことをしているって」
びくんと腰が跳ねて中を締めてしまう。温かくて固いペニスも締め付けてしまったからか、彼の声が漏れた。それすらも興奮して愛液が溢れる。折角新しくしたばかりのショーツのクロッチに愛液が垂れたせいで新しくシミができた。
「そういえば、畑野さん」
「はぁっ、は、はい、っぁ」
「僕、今日ここのドアの鍵閉めてないんですよ」
一瞬、時が止まったかと思った。じわりと背中に滲む汗。閉まっているとはいえ、談話室に来る人が全くいないわけではない。閉館時間が近付いた今、いつ職員が鍵閉めのために来るかわからない。
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