セーラー服は彼だけに♡ (Page 2)
「中すっごく狭い。冬子さんって1人でシないの?」
「し、ないって、そんなこと、ぅ、っ」
指が奥に当たる度に下腹部にぎゅうと力が入るのがわかる。無意識のうちに彼を求めている自分が恥ずかしくて堪らない。お腹の奥が熱くなって腰がずんと重くなる。
「も、いいから」
そう言って彼の腕を掴んだ。驚いたように顔を上げる彼と目が合う。レンズのようなその目に映る私の顔には歳上の威厳などなかった。
「入れて、いいから」
「でも、指一本でこんなにキツいんだよ?」
「良いから、はやく」
体を起こして抱き着いた。私の鼓動と彼の鼓動が混ざって体温が上がっていく。ブリーチを繰り返したせいで痛んでいる彼の髪を耳に掛け、内緒話をするような声で呟いた。
「はやく、入れて、優くん」
彼の喉から唾を飲み込む音がする。中に入っていた彼の指が抜かれ、空っぽになった中が切なくきゅうと締まった。
片手で私の背中を支えて、もう片方の手が後ろに伸びているのが見えた。ベッドサイドにはこの間開けたばかりのゴムの箱が置いてある。
「や、やさしく、します」
彼が持ってきた薄いピンクの袋を開けてあげると、取り出したゴムを彼が着けているのが見えた。久々に見た彼のは触らなくても硬くなっているのが分かって、思わず息を飲んだ。
「冬子さん」
スカートが捲られてくしゃくしゃのプリーツが太ももを撫でる。くちゅっと音を立てて彼のと私のが触れた。目と目が合う。安物のリボンはいつの間にか解けていた。
「ぁ、っ!」
ぐっとこじ開けるように彼のが入ってくる。少しは解れたとはいえ、圧迫感が凄い。背中に回していた腕でしがみつくように抱き付けば、なだめるように背中を撫でられた。
「あっ、ぅ、おおき、い……っ」
勝手に締まる中から彼の熱が伝わって頭がぐちゃぐちゃになっていく。満たされていく。
「は……全部、入りました」
彼の体がピッタリくっついてそう言われて、ようやく力を抜くことができた。お互いの脈が合わさって1つの心臓になったかのようだ。
いつの間にか荒くなっていた息ごと唾液を飲み込むと、腕の力を抜いてシーツに倒れた。
「お、っきすぎる、って」
「すみません……そして、もう1つ、すみません」
乱れた前髪を彼の手が優しく払ってくれる。甘えるようにその手に自分の手を重ねて、頬にくっつける。シャワーを浴びた後、あんなに気にして隠したファンデーションのヨレもアイブロウの擦れも、今は気にならなかった。
「優しく、できそうにないです」
まだ息の整っていない私が嬌声を上げるのを合図のように、彼の腰が動き始めた。
*****
「あー……これもう使えないな」
セックスが終わり、そう呟く優くんを見ると、先程まで着ていたセーラー服を持ち上げていた。体で押し潰し、何度も体勢を変えたせいでぐしゃぐしゃになったそれは見るも無惨な姿になっていた。
「言おうと思ってたんだけどさ」
腰が重たいせいでまだ寝転がっている私がそう言うと、彼がこちらを向く。下着だけを履いた彼の姿は相変わらず格好良かった。
「私、中高ブレザーだったんだよ」
「えっ」
間抜けな声を上げた彼が、私が初めて着たセーラー服を気まずそうに見つめる。その行動が面白くて、クスクスと笑った。
Fin.
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