週末の発情期

・作

琴音は優斗という男性と付き合い始め、生活が一変した。優斗は物腰柔らかな好青年だが、さらにすごいことにセックスの相性がピッタリなのだ。琴音は優斗とのセックスを知って、発情期のようにセックスに夢中になってしまった。週末を迎え、ふたりは激しく絡み合う---。

ああ、優斗のペニスをしゃぶりたい。

ジュボジュボ唾液の泡がたつほどしゃぶりたい。

たまらなくなった優斗が私のヴァギナにペニスを突き刺す。

それを奥の奥まで受け入れたい。

女子トイレの鏡の前でルージュを直していた時ふとそんな欲望に襲われた。

とたん股間がカッと熱くなる。

チュルっと愛液が下着を汚して、腰が重たくなる。

私は周囲を見回して、トイレに駆け込んだ。

便座に座って下着を下ろす。

陰核はしっとりと濡れていて、クリトリスは勃起している。

大丈夫。

これなら3分でイケる。

「ンン……。ン……。ンン」

声を抑えながら、私は自分を慰めた。

想定通り、数分で私はオーガズムに達した。

ティッシュで愛液をふき取って、下着をはく。

「会社でさかるだなんで、まるで思春期の中高生男子みたい」

自嘲しながら身づくろいをしている。

これも最近できた恋人の優斗とのからだの相性が良すぎるからだ。

「ああ、速く週末来い」

週末の夜は優斗と二人、セックスしまくる!

そうこころで宣言したらまた股間がジュンと熱く濡れる。

ああもうきりがない。

しずまれ。

これじゃ発情期だわ。

私は両頬をパンと手で叩いて職場に戻る。

ジンジンする内股の存在をなるべく考えないようにしながら。

優斗とは友達を通じて知り合った。

ちょっと気弱そうに見える童顔と、それに似つかわしくない筋肉質の大柄なからだ。

そのアンバランスさが目を引いた。

「顔がこどもみたいなのにからだばかり男くさくて気持ち悪いなんて言われたこともあるんだよ」

優斗は困った顔でそう言った。

穏やかな話し方と、控えめな笑顔がとても好印象だった。

3回目のデートで初セックスの流れとなって、私は初めてセックスの魅力と魔力に気づかされた。

優斗の呼吸、愛撫、セックスへの姿勢、ペニスのサイズ。

優斗のすべてが私のためにあつらえられたもののように感じた。

私は生まれて初めて深いオーガズムに達した。

付き合ったのは優斗が初めてじゃないけれど、セックスにおいては処女のようなものだったのだと思い知らされた。

それから私のからだに火がついた。

お互い社会人。

金曜日の夜から土曜日、日曜日。

私と優斗はコンドームの箱を何箱も消費してセックスにふけるのだ。

*****

その金曜日がやって来た。

今日のお泊りは私の部屋。

優斗は缶ビールを手にやって来た。

「琴音さん、こんばんは」

年齢にして一つ下の優斗は私に対する言葉遣いも丁寧で、そんな奥ゆかしいところも気に入っている。

でもこれがいざセックスになると…。

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