酔い潰れている夫の真横で元彼の性玩具にされた夜 (Page 2)

事の発端は、夫が自宅に取引先の担当者を招いたことだった。数多くの接待をこなすことも夫の仕事のうちだ。でも、いつもは外で接待するのに自宅に招くなんて初めてのことで、私は戸惑った。

なんでも先方に家庭料理を食べたいとせがまれたらしい。夫から大切な商談がかかっているからと頼まれ、私は久々に腕をふるって料理を用意したのだ。

夫が連れてきた相手と目が合った瞬間、私は凍り付いた。そこにいたのは元彼の雄太だったからだ。

彼も驚いたように目を見開き、まじまじと私を見つめた。

「どうして?」と思わず小さな声が漏れてしまう。しかし、夫に知られるとなにかと面倒になると思い、あわてて初対面を装った。

ワインを飲みながら夫と楽しそうに会話を続ける雄太の姿を視界にとらえているうちに、今も彼への思いがくすぶっていることに気づかされた。ときどき視線が合ったときに浮かべる彼のさわやかな笑みは、あの頃となにも変わらず、私の胸は高鳴ってしまう。

雄太のことばかりが気になり、夫の様子がおかしいことにはまったく気づいていなかった。夫の身体が不自然に前後に大きく揺れたことで、なにか異変が起きていることに初めて気がついた。手からワイングラスが滑り落ちたかと思うと、そのまま夫は勢いよく後ろに倒れ込み、ソファにもたれたまま動こうとしない。

酔い潰れるには、あまりに早すぎる。こんなにお酒に弱いはずはないのにと心配になり、夫を揺り起こそうとした私を雄太が止めた。

「大丈夫だよ、眠ってるだけだから」

雄太はポケットから錠剤を出し、私に振って見せた。

「人体には影響ないから心配はいらないさ」

どうやら夫のグラスに睡眠薬かなにかを混ぜたらしい。

「どうしてこんなことするの!」

私は雄太を思いっきり睨みつけた。

「美優を見つめていたら、久しぶりにいじめたくなったからさ。だから邪魔な旦那さんには、少しの間寝てもらうことにしたんだ」

不敵な笑みを浮かべる雄太が、スマホをいじったあと、私にかざした。

そこには全裸で縛られ、とろけるようにうつろな視線を向ける私の姿が映し出されていた。赤い縄が私の身体を菱形に縛り上げ、股間には太いバイブが突き刺さっている。

「それとも美優が嫌なら今すぐ旦那さんを起こして、この画像を見せたほうがいいかな。美優の淫らな画像は他にもたくさん保存してあるしね」

夫の肩に手をかけて揺り起こそうとする雄太を、今度は私が止めた。

「や、やめて。起こさないで! 雄太の言うこと何でも聞くから、お願い」

私は悲痛な声を振り絞った。けれでも屈辱的な懇願を口にした途端に情けないことに愛液がとめどなくあふれ出し、下着をすっかり濡らしていることに気づいていた。

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