罪づくりの皇妃殿下 (Page 3)

「やだぁ…うぅっ、やめてください」

ウィリアム様は泣きじゃくる私の腰を掴みながら高く上げ、真っ白なナイトドレスの裾を引き上げる。
ナイトドレス同様に真っ白な下着が露になり、お尻が空気に触れて鳥肌が立つ。

「綺麗です…想像以上に美しい」

「やめてっ、やだっ!ルーク…助けて…っ」

「大声を出しても無駄ですよ?侍女たちは私を信用していますからね。皇帝がお留守の間リリス様のことは私が責任をもってお世話すると話しましたら、みなさん安心していましたので」

少し笑みを含んだような声が聞こえてくるが、彼がどんな表情をしているのかはわからない。
ただ、外に侍女がいないことだけがわかり、絶望のため息が出る。

「ご自分の状況が理解できたようですね?」

そう言って、抵抗ができない私の腰を両手で上下に擦り、そのまま下着へと滑り降りて布越しに中心を撫でる。
その瞬間、ぞわっとした妙な感覚が私の全身を駆け抜けた。
好きでもない人に触れたことによる嫌悪感…。

「いやっ!いやぁ…!そんなところ触らないで…」

首を振っていやいや言う私にはお構いなしのウィリアム様は、さっきよりも強めに中心を擦り上げた。
指の腹で大きく上下させたかと思えば、爪の先で引っ掻くような細かい刺激も次々に与えてくる。

「んん…っ」

無意識に腰が動き、声が出てしまう。嫌なはずなのに、なぜか体が反応してしまうことが恥ずかしい。

「リリス様、感じていらっしゃるのですね。すごく嬉しいです…ほら、もうこんなに」

ウィリアム様がさっきよりもさらに強めに中心を撫でまわすと、ぐちゅっと湿った音が下から聞こえてきた。
信じられない音に私の全身は一気に熱くなり、それが余計にウィリアム様を煽ることとなってしまった。

「あぁ…リリス様が私によってここまで熱くなっているとは。幸せです…」

悦に満ちた声を出すウィリアム様が本当に怖い…。
怖いはずなのに、私の心とは真逆に身体はウィリアム様が触れるたびにビクンと跳ねる。

「…んっんっ、やだぁ…やめてっ…やあぁぁっ!」

さっきまで下着越しに触っていたのに、いきなり下着をズラしたかと思えば、無骨な指が濡れぼそった中心へと、ゆっくり沈み込まれていく。

「あぁっ…あんっ、やっ…あっあっあんっ」

「リリス様の中が、私の指を締めつけてきていますよ」

「そんなっ、ことない…あぁっ、あんっ、やだ…それやめてぇ…っ」

奥深くまで差し込まれていた指を入り口のギリギリまで抜いたかと思えば、いきなり深く差し込んでくる。
しかも、さっきまでは入れた途端から激しく動かしてきたのに、今度はものすごくスローテンポで差し入れしてきたのだ。

「はぁ、はぁ、あんっ…もうやめて」

どれだけ拒否しようとしても、高く持ち上げられた腰を強く掴まれ、どうぞと言わんばかりに突き出された中心で自在に動く数本の指。
1本だけでも感じてしまっていたのに、指が増やされて自分でもわかるほど濡れている。

太ももは愛液が滴り、少し指を動かされるだけでも水音が静かな部屋に響き渡った。

「あなたの蜜は甘くて美味しい…。どんなに舐めても次から次へと滴り落ちてきますよ」

「舐めちゃダメ…んっ、あぁ…っ、はぁっ、あんっ」

枕に顔を押し付け、だらしなく開いた口の端からは、ウィリアム様が中心を吸い上げるたびに甘美の声しか上がらなくなっていた。

「これだけトロトロになれば、大丈夫ですね」

ギシ…とベッドの後ろが大きく沈む。恐る恐る振り返ると、ウィリアム様がズボンを脱ぎ捨て、髪をかき上げた瞬間だった。
手の指に輝く金髪が絡み付き、数本の残った金髪が目の辺りにはらりと落ちる。

そのあまりにも綺麗な瞬間に目を奪われそうになったが、私の視線はその下に釘付けになってしまった。
なぜなら、下着を脱いだ彼のモノがあまりにも大きかったからだ。

ルークのモノと比べ物にならないほどの大きさを目の当たりにした私は、今更だけど身の危険を感じ、身体をくねらせてベッドから降りようとした。

「おっと、どこへ行くんですか?お楽しみはこれからですよ?」

そう言うと、ウィリアム様は横向きになった私の片足を持ち上げ、中心に固くなったモノを押し当てる。

「やっ!だめだめだめ…っ!それだけはやめてくださいっ!…あぁぁ…っ!」

一気に貫かれ、今まで感じたことのないほどの快感が下半身に広がっていった。
びちょびよに濡れた中心は彼のモノを咥え込み、いやらしい水しぶきが聞こえてくる。

「やだぁ…やっ!だめなの…っあっ、あっ、あんっ」

涙を零しながら、抽送を繰り返すウィリアム様にもう終わりにしてほしいと懇願する。

「どれだけこの瞬間を夢見てきことか…。ずっと、ずっとあなただけを見てきたのに、ルーク様と結婚が決まるとは…」

ウィリアム様が私だけを見てきた?
あ…確か、ウィリアム様はルークよりも2歳下で、学生時代の頃からいつもルーク後ろを追っかけていたっけ…。

でも、私とは全く話すことなく、たとえ目が合ってもすぐに逸らされていた気がする、
それなのに、私のことを見ていたですって??

ちょっと話が見えない…。

「私は密かにリリス様に恋心を抱いていました。もし、可能ならぜひ私の妻に迎えたい…そう思っていたのに、まさか皇帝の妻になるとは…」

「それは、私も予想外だったのよ。でも、彼のことを愛していたか…んんっ」

後ろから手を伸ばしたウィリアム様が、私の顎を上げ、深く深くキスをしてきた。
そのキスは乱暴なのに、どこか切なくも感じる。

それでも私は皇帝の后であり、ルークを心から愛している。
絶対にウィリアム様の好き勝手にはさせない…!

「リリス様、今陛下のことを考えていましたね。まだそんなことを考える余裕があるんですか」

その瞬間、目を鋭く光らせたウィリアム様がより一層私の足を持ち上げ、彼のモノを奥深くへと突き刺す。
それはしっかりと奥の気持ちいいところに当たり、思わずのけ反ってしまった。

「いやぁぁっ!あぁんっ、あん…そこやめて、やめてくださ…いっ」

「うぅっ…まだまだ…」

「ウィリアム様の…んっ、思い通りにはさせないから…っ」

「っはぁ…そう言っていられるのも今のうちですよ」

ウィリアム様は私を仰向けにすると、ナイトドレスの胸元にあるリボンを器用に解く。
ブラを付けていない胸が、ぷるんと彼の目の前に差し出され、そのたくましい指先で弄ばれたのだった。

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