真夜中の秘密の情事~お姉ちゃんの婚約者の誘いに断れず~ (Page 2)

「…俺もお酒もらっていい?」

そう聞かれて、グラスを取りに行こうと腰を上げると手首を掴まれて先輩の方へと引き寄せられた。

「…え!?」

突然のことに心臓がバクバクしている。
鼓動が自分でも感じられるほどに。

「いただきます」

不意に目の前に影が差し、気がついたら私の唇は先輩の唇で塞がれていた。

触れるだけかと思っていたそのキスは、どんどん深いものへと変わっていく。

先輩の舌で私の唇はむりやりこじ開けられ、ぬるりと侵入を許してしまった。

お姉ちゃんの婚約者だから拒まないと、という気持ちはあっても、好きだった人に口腔内を舌でまさぐられ、蹂躙されて、その思考はいとも簡単に崩れてしまいそうになる。

ちゅくちゅくと卑猥な水音が耳に聞こえてくる。

私と先輩が座っているソファは、リビングの入口からは死角になっていて、そうそうに見つかることはない。

それは分かっていても、同じ屋根の下に婚約者のお姉ちゃんがいることにはかわりがない。罪悪感も背徳感もあるのに、私は先輩からのキスを拒むことができないでいる。

先輩はキスを続けながら私の胸に手を置くとそのまま少し力を入れて揉み始めた。お風呂上がりでキャミソールしかつけていないから、先輩の手の温度がダイレクトに伝わる。

私がキャミソールの上にカーディガンを羽織っているだけだと触った感覚で悟った先輩は、人差し指の腹でくりくりと乳首を擦り始める。

「っん、…う」

思わず唇から甘い声が漏れた。

「感じてるの?お姉さんに気づかれたらどうするんだ?」

ここからお姉ちゃんの部屋は遠いからバレっこないのに先輩は意地悪く笑いながらそう言った。

「だっ、て…きもちいいから…」

頭がぼーっとしてくる。
アソコが濡れてる気がした。

バレたくないと思いつつも、キス以上の快感が欲しくて、自分で自分のアソコに触ろうと手を伸ばした。

パンツの上からでもわかる。先輩が見てるなんて気にしていられない。

「…んん、…は、あ…」

パンツの上からクリトリスを数回擦るとじんわりとした快感が体を巡る。

何度か擦ってから、パンツの中に手を入れた。

直にクリトリスを触れば、ぷっくりと膨らんで主張しているのがわかる。

アソコは愛液が溢れていて、指で触れるとぬるりと粘着質な液体が指にまとわりついた。

その愛液を人差し指と中指の腹で掬うとクリトリスに塗りつけて夢中で擦った。

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