花言葉のメッセージ。本能のままに求め絡み合う、甘く濃密な雨の夜。 (Page 4)

ドクドクと脈打ち、硬く反り立っている。

「わかりますか?美月さんが欲しくて、僕、もうこんなになってるんです」

首筋にキスをされ、耳元で甘く囁く声。

彼の声が、仕草が、愛おしい。

ただ、彼と一つになりたかった。

『涼くん…』

先端を押し当てられ、ゆっくりと入ってくる彼のモノ。

『………っ』

快感が背筋を駆け上っていく。

「美月さんのナカ、すごい」

徐々に速まっていく律動。

彼の息遣いが荒くなっていくのがわかる。

『ああっ……ン……あああっ…んあっ』

どちらともなく、お互いの指を絡めるように両手を繋いだ。

「可愛い。もっと僕で乱れてください」

『ん…涼くんッ、あっ、はぁッ、ん、あッ…』

雨で濡れた髪、欲情で潤んだ瞳…。

彼のすべてが愛おしく見えてたまらなかった。

「ずるいです、そんな目で見るの」

腰を打ち付けながら、雨に濡れた私の髪に手を伸ばした。

──ズッ、ズブッ、

『だ、だめ…あッ、もう…あたし…ぁああっ』

最奥を何度も突き上げられ、私の意識は甘く弾け、絶頂を迎えた。

それでもなお、涼くんの動きは止まることなく、卑猥な音が部屋に響きわたる。

『ッん、はっ…、ちょっと…も…やぁっ…あぁッ』

「ダメ。まだ僕、イってないです」

優しい笑みを浮かべたかと思えば、一変、男らしい顔つきに変わった涼くんが私の腰を掴んでさらに強く打ち付け始めた。

『あぁっ…いやッ…あ…ッ』

「もっと、愛し合いましょう」

二人の行為は、止まない雨のように。

二人の奏でる甘い声は、雨音のように。

朝まで降り続く雨の夜、幾度となく愛し合った。

Fin.

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