花言葉のメッセージ。本能のままに求め絡み合う、甘く濃密な雨の夜。 (Page 2)

『やっぱり詳しいね』

「花屋ですから。美月さん、月下美人の花言葉、ご存知ですか?」

『えっと…”ただ一度だけ会いたくて”、“儚い恋”じゃなかったかな?』

「それも正解です。他にもあるの知ってますか?」

『え、なんだろ…』

「“危険な快楽”」

『それは…知らなかった…』

「みなさん花を買う時、知らず知らず、自分が求める花を選んでるんです」

綺麗な顔が近付いてきたかと思うと…。

『ん……』

突然柔らかな唇に唇を塞がれた。

彼が胸を持ち上げるように揉みはじめる。

『ひぁっ……んッ…ぁ…』

どきっと跳ねる心臓。

あまりにも性急な彼の行為に、頭と心が追いつかない。

『ちょっ…待っ…』

「美月さんの欲求不満、僕が満たしてあげましょうか?」

『何言ってるの!』

「美月さん、僕を受け入れてくれませんか?」

『涼くん!?』

彼の真剣な表情に、思わず見惚れてしまった。

「愛しています」

熱い視線、まっすぐな愛の言葉。

「ひとつ言っておきますけど、誰でもいいわけじゃない。僕は美月さんだから欲しいんです」

『え、でも…』

「このまま美月さんを貰ってもいいですか?僕じゃダメですか?」

互いの濡れた服同士が張り付いて、冷えた体の表面から涼くんの体温が伝わる。

体の奥から湧き上がる痺れるような熱い感覚。

『ダメ…じゃないよ』

二度目の口づけは私から。

再び重なり合う唇が、甘い時間のはじまりを告げた。

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