ロールキャベツ男子は二度美味しい (Page 2)

ベッドに押し倒され、今や身に纏っているのは下着だけ。あんまりじっと見るから恥ずかしくて隠すように身をよじる。

「何で隠すの?よく見せてよ」

初めて見る強気な笑みにぞくぞくと背筋が震える。ちゅっと首筋に口づけられ、鎖骨に軽く吸い付かれる。ちくりと小さな痛みと共に鎖骨に咲く鮮やかな所有の証。今までそんなことしなかったのに。
大和が満足げに跡が残る場所を指先で撫でる。

「俺以外見れない場所一杯つけような。浮気なんて絶対させないけど」

「し、しないよ、浮気なんて…」

「うん、信じてるけど。虫よけの意味もかねて、亜希は隙が多いからなぁ」

いつもは頼んでもしてくれない癖に。さっきからうすうす思ってたけれど、なんか惚れ薬の効果とは違うような…。ちょっと考え込むとブラのホックを外され、乳首を軽く甘噛みされた。

「いっ、ああっ!」

「なんか別の事考えてただろ。今は俺だけ見て、俺の事だけ考えてな」

「…うん」

軽く睨まれただけなのに、またちょっとぞくりとした。さっきから大和のやることなすことに独占欲が見え隠れする。

「いい子だな、亜希」

頭を撫でられ胸がキュンと音を立てた。形を確かめるように胸を揉まれ、存在を主張する乳首を時々ぎゅっと抓られたり、甘く噛まれる。痛みを認識する前に、労わるように撫でるように転がされ頭と体の感覚が合わなくて、思考回路がぐずぐずに溶けた。

「ああっ、あ、いっ、ああん、はあぁっ」

いつもの優しい触り方とは全然違う触れ方、そう思うだけで胸が高鳴る。じわりと蜜がこぼれる感覚がして、無意識に脚に少し力が入る。
それに気が付いた大和が口での愛撫はそのまま脚をゆっくり撫でる。

「あーきっ、ちょっと脚開け」

「や、やだ…」

きゅっと脚を閉じる。なんとなくそう言ったらどうなるのかなと思った。強い刺激を期待しながらも全く逆のことをしてみたくなった。

「じゃ、今日はここまでだな」

「えっ!」

「嫌なら仕方ない」

そんな露骨に仕方ないみたいな顔しなくてもよくない?嫌がってるなんてちっとも思ってないだろうに。困る私を見て強気に笑う。この顔に弱いな私。

「続きして欲しいなら、何するか分かるだろ?」

大和は強気な態度を崩さない。何だろうこの悔しさは。おずおずと私は脚を開く。

「正解だよ、亜希」

ちゅっと軽く額に口づけられた。
軽く触れられただけで期待にこぼれた蜜が水音を立てる。徐々に大胆さを増す指がある一点を擦り上げた。

「ああっ!」

「ここか」

ある一点、クリトリスを大和に擦り上げられる。甲高い嬌声を上げた。びりびりと頭を痺れさせる鮮烈な快感。蜜を存分に纏いそのぬめりを利用してくちくちと撫で上げられる。

「ひうっ、あん、あぁ、ああ、そこだめぇっ」

「指は嫌?じゃ、こっちは?」

ジュっと蜜を強くすすられ、クリを唇で食まれ、強い悲哀にも似た快感が背筋を駆けあがった。

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